第19話 作戦会議
「えっ·····。」
俺の思考は一瞬時が止まった。
いや、この状況が読み込めなかったのだろう。
確かに俺たちの近くにはゴブリンがぽつりぽつりとゴブリンはバラついてるが、ある1箇所に大量の魔物の姿が。
このままいくと今日中にそこを通ることになる。
魔物たちは視覚で確認できるが、俺たちは多分不可能な上に馬車の音で気づくこともないだろう。
それに魔物種類は、オーガにトロール、ゴブリンって書かれているがこないだみたいに強化種が出ないとは限らない……。ほんと寒気が襲いかかってくる。
明らかに対応ができない。
どうするべきか。
「武蔵!! 武蔵!! やっとこっち向いた!! どうだった!! そんなに悩んでいるってことは、もしかして·····。」
「うん。魔物の大群がこの先に。オーガ、トロールが3匹ずつ。あとゴブリンが15匹·····。」
「そんなに·····。」
「そんなことありえない!! 武蔵もしかして見間違えじゃないの!! もう一度見て!!」
「でも、変わらない·····。」
「シアどうするー。」
「本当は折り返すというのがいちばんだよね。今回は急いで帰るということでもないらしいし誰かにやってもらうというのがいいんだけど、やっぱり気になっちゃうよね。商人さん少し止まってください!! 少し作戦会議をしたいので!!」
「はい!!」
シアが大声で商人に話しかけてくれたので馬車は停止下が、本当にどうする。シアたちの顔も先程と違い緊張感が走っている
「それと、俺のスキルは種族を教えてくれるというものなので、こないだのオーガアニキもオーガとして表示されるから気をつけないと」
「そっか·····。今までこの通りで大きな事件が起こったことがないのは体勢を作る為なのかな? いや、そんなこと私たちが考えるのはまた後回し。いや、待てよ。逆に位置がわかるなら私たちから奇襲をかけるというのも手だ。武蔵には収納魔法があるから馬車の荷台をしまってもらって、商人と馬には一時的に安全な場所へ。商人にはムイがついてもらおう。多分これしかない。みんなどう?」
「もちろん賛成だけど、私いなくて大丈夫ー?」
「どうにかするよ。それに今回は武蔵に居てもらわないといけないからね。」
「OK!!」
「武蔵どれぐらいで着きそう?」
「だいたい馬車で3時間ほどかな?」
「結構あるな。」
「それと固まってるところ以外にもぼちぼちゴブリンがいるからそこも倒したいところだけど、上に出るとまとまってる魔物達にもバレそうなんだよね。」
「そっか·····。このまま上に登って近くにいる魔物から倒していこう。それで固まっている場所に着き次第ゴブリンをメインに倒して最後にオーガやトロール。オーガやトロールは私たちが進んだ道に落とせれば分断が、できるからそれ目当て。」
「「はい!!」」
「では、出発!!」
俺は近くに魔物がいないことを伝えるとユイは「フライ」といいその場で浮いてあっという間に私たちの上にある砂利道へとたどり着いた。その後紐が垂れてきたので私たち1人ずつ登っていくのだが何故か俺から登って欲しいと言われたので登っている。
問題なく上に着いて気づいたがゴブリンがこっちに向かってる!!
「ユイ、ここは任せて!! スキルでパワーアップしてるからゴブリンぐらい問題ない。」
「怪我しないで!!」
俺はそのままゴブリンに向かって走り出し2匹セットのゴブリンをあっという間に蹴散らした。
見たか!! これがレベルアップ+スキルを使った俺の強さだ!!
もちろんゴブリンは収納魔法に決まったのでみんなと合流と思ったらみんな紐から上がってきていたのでこのまま進むことになった。
「もしかして、遠目で若干見える異質な物がオーガとか魔物?」
「うん。魔物達にもこっちに向かってるみたい。多分あっちも確証とまで言ってないからゆっくり進んで、様子を見てるのかも。」
「そっか。いや、ちょっと待って!! ユイ土魔法使えたよね。待ち伏せしてその場の土を柔らかくするみたいなことできないかな? そこに軽く落とす的な。」
「やったことないけど、やってみる価値はある!! 結構魔力食うから場所が決まったら早めに教えて!!」
「分かった。」
俺たちは緊張感が走りながら魔物達に向かいながら歩いていく。俺が使える水魔法もなにか使えればいいのだが、飲水でちょろちょろとしか出ないので全く使えない。
このまま行って大丈夫か?
女神様!! どうでしょうか!! アドバイスをくれた女神様!!




