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第18話 スキル発動!!

 先程の戦闘後一切魔物が現れなくなり俺たちはのらりくらり馬車にゆらされながらただぼーっとしていた。

  そもそも、俺たちが通っている道は掘られるみたいな状態なので上に魔物がいる可能性がある。だが、馬車の車輪と砂利が擦れる音が大きくどうしても上の魔物たちの動きは一切分からないでいた。

 まぁ、商人の話では出てもゴブリン5体ぐらいだから問題ないよね……。

 そうだよね!!

 静かな俺たちの空間にポツリとシアが言葉を発する。


 「それにしても、何も起きないでただ馬車に乗ってるだけって退屈だよね。だからといって魔物が出て欲しいって訳じゃないんだけど……。わかる?」


 「確かあと2日ぐらいで街に着く予定だから、このまま魔物が現れないで進んでくれた方が体力温存できていい。そうすれば次の街での休憩が少なくクエスト受けられる。」


「もー。そんなこと言いながら一緒にいる武蔵のことを見たいだけでしょー。馬車に乗ってたら一時も目を離さなくていいからねー。」


「ムイ!! そんなことないでしょ!! ただ外を見てると視界に入るだけ!! ただそれだけ!!」


「分かった、分かったからゆらさないでー。」


 慌ててる様子でムイのことを揺らすユイ。このあともこんな感じの会話が続き静かな時間が終わりを迎えワイワイと騒ぎ楽しい時間が始まった。

 それにしても今回のクエスト改めて思うけど、相当お得なクエストだよな。ほぼタダ乗りしてるだけでお金も貰えて次の街まで行ける。しかも、強い魔物が出る場所じゃないからそこまで気を引きしめることもないし。

 はぁ。ほんとこういう楽なクエストばっかり増えて欲しいな。こういうのんびりしている時間が幸せに感じるんだよな。なんだか異世界スローライフ!! みたいな。そうだな、迷惑なメールが届かなければ今の時間は完全なスローライフなんだけどな……。

こういうことを言うとメール来るけど……。


 ピロン!!


 ピロン!!


 ほらね。


 はぁ。とりあえず、外を見てる風を演じてメール見ますか。


 30件目

 なんてことを言うんですか!! ほんとあなたという人はいつになっても私の悪口ばかり言うのですから!! それと、私のメールが来た際に分かりやすくする。ということですが、創造主に聞いたところ無い。と言われてしまいました。私の同僚が度々メールをして迷惑をかけると思いますが、気にせず冒険に励んでください!! 私のメールは迷惑ではなくありがたい。感謝されるメールですからね!!


 4件目

 ごめんなさい。ユイがあんなにもあなたのことを恋愛対·····。いいえ、あなたの事が気になるとは思ってもなかったので正直驚いてます。そこでお詫びということで、少し情報を教えたいと思います。本来はこういうことをすると創造主にいたいほど怒られますが貴方様のことを考えれば私は我慢できます!! で、その情報というのは、ゴブリン達は賢い魔物です。二足歩行の魔物は大体賢い上に協力をする傾向があります。あまり知れ渡っていないことですが、本当に注意してください。あの魔物は最終的に目的が果たせるのならば死を飲み込むのです。 この小さな山でも色々と被害があるでしょう·····。本当に気をつけてください!!


 ピロン!!


 31件目!!

 同僚が創造主に呼ばれました!! これで少しはメール量が減ると思います!! あなたが愛する女神はこの私のみ!! 必ず忘れないでくださいね!!


 ·····。

 相変わらず召喚してくれた女神はあまり情報をくれないが、それに比べてなんて有能な知識を教えてくれるのか。本当に崇拝する女神変えるぞ!!

それで、二足歩行の魔物が賢いか。

 やっぱりさっき感じていた嫌な感じはそういうことを教えるために。ということは·····。


 俺は視線をみんなの方に戻すと、またもやユイと目が合う。ユイは恥ずかしそうに目をずらしその後チラチラと俺のことを見て思春期な学生みたいなことをしているが今はそれを対応している暇は無い!!

 もしかして俺たちが寝込んでいる時に襲ってくるかもしれないんだから!!


 「シア、さっきのゴブリンのことで話したいことがあるんだけど·····。」


 「ゴブリン? 問題なく倒せたし、なにかあった?」


 「気のせいかもしれないんだけど、さっきのゴブリン達なんか嫌な気がしたんだよな。それに俺が行くところ色々トラブルがあるからさ。だからもしかするとなにか仕掛けてくるかもしれないっていうか·····。」


 「もしかして、それもスキルの効果?」


 「いや、そうじゃないんだけどただ気になっただけ。別になんの問題もなく通りこせればいいんだけど、念には念をって言うからさ。それにもしも襲ってくるなら油断している今がチャンスだし。」


 「武蔵は心配しすぎ。私たちがいるんだからそんな問題が起きたところですんなり解決するに決まってる。それに武蔵1人ぐらい守れる」


 「聞きましたかー。守れるだって。守る気満々じゃん!! ほんと何があったのかな? お話願おうか。」


 「うるさい!!」


 「からかいはそこまでにして!! とりあえず私たちの方でもしっかり探ってみるよ。それとそのスキルだけど、もう少し詳しく教えてくれないかな? なにかいい案があるかもしれないから。」


 「うん。」


 そうして俺は自分のスキルの説明を始めた。スキルといっても自宅警備員のスキルのみだけどね。

こんなクソスキルがな。なんて思いながら話す。


 「ということなんだけど」


 「ちょっ待って。それならここでも使えるんじゃない? だって森でスキルを使った時は森の1部いうことはなく森全体の魔物を把握できたということでしょ。それならここでスキル発動してもこの山にいる限りは大丈夫ってことでしょ。多分この山は明日の昼頃抜ける予定だから少しゆっくりすれば1日経つはず。試しに1回やってみてよ。そうなれば魔物の配置も分かって武蔵も安心すると思うし。」


 「たしかに。じゃあ発動するか。自宅警備員!!」


 俺はクソスキルを発動させたのであった。

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