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  作者: こたつみかん
6/7

−3 過ちと去りし日 I

それから、一週間は何も起こらなかった。

なんとなくだけど、他の時に寝ても彼女には会えない気がしていた。

恐らく、あの洋画を見る講義の時間だけ起こるのだろう、そして今日がその日だ。


「なんだか楽しそうだね、英語苦手じゃなかったけ?」


期待に胸を膨らませていると

横から水を差す声が聞こえてくる。


「英語が嬉しいんじゃねぇよ、多分またあの子に会えそうな気がするんだ」


「え?あぁ、そうなんだ。ふーん…」


「なんで、お前が嬉しそうなんだよ」


興味なさげなふりをしているが、明らかに声色が嬉しそうだ


「今日も寝るってことは何かされても気づかないってことかなって」


「絶対やめろよ!?」



油断も隙もあったもんじゃない


実際なんでか分からないけどあの夢を見る前後は

結構頭がぼやけるからなぁ、何かされても気づかないかもな


そうこうしているうちに講義も始まり即就寝

この講義は映画の内容の要約だったり

映画内にあった、好きなフレーズを書いて提出するだけの簡単な講義でいいから楽だ

実際、教授が講義内で映画を見るためにやっているんじゃって噂だ。


さて、

夢の世界へさぁいくぞ〜〜!!





ふと、目を開けると見覚えのある勉強机に目の前の窓からは月が見える

どうやらまた来れたらしい。



「今日もやるわよ!!」


聞き覚えのある元気な声が聞こえる。

振り返ると、思ったとおりあの子がいる

夢の中とはいえ、今日は名前ぐらいは知るぞ!!


そして俺らの勉強会がはじまった。



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