表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
6/23

外野の守備

 トスバッティングの後は、内野と外野に分かれてノックを受けた。内野はバッターに近くて強い打球が来たり、ゴロの処理が難しそうだから、虎之介は外野を選んだ。三平君は内野でサードに入った。

 梨田監督は内野のノックをしていた。外野は父兄の誰かがノックしてくれた。

 軟球はよく跳ねる。捕ろうと思って前に出れば、弾んだ打球が虎之介の頭を越えて、後へ行ってしまった。ノーバウンドで捕れるのか、待ってワンバウンドで捕るのか見極めが大事だと思った。

 そのうち、梨田監督から外野も守備に着くように指示があった。虎之介は真ん中のセンターを選び、6年生の子の後に並んだ。梨田監督は、外野は後にボールをそらしたらホームランだから注意しろと言ったが、虎之介は受けたノックをほぼ全部、ホームランにした。

 ノックの後はベースランニングをした。まずホームベースから一塁までの駆け抜け。二塁打、三塁打、ホームランと走る距離が長くなると聞き、虎之介は内心いやだった。

 最後に内野をみんなで丸く囲み、体操をしてその日の練習は終わった。1週間の中に、重大なイベントが出来たものだと虎之介は思った。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ