表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

周りから別れろと言われても好きだった話

作者: 桜餅

前回

私は彼から告白を受けた。その続きの話である。



私は彼からの条件付きの告白を了承した。

条件の内容は、シャトルランの回数によるものだった。

周りの一部の状況を知ってる人からはSは身体能力が高いらしくすぐに条件は達成すると言うことを聞いた。

なので、シャトルランの回数を最初に言われたものより多くしてみた。最初は

「無理だよ」

「付き合えなかったらどうしよう」

などと嘆いていましたが、すぐにやる気を出し熱く燃えていました。(苦笑)

そんな彼が愛おしく思ってしまうのも無理もありませんね。多分。(笑)

まだ付き合ってもいないのですが、彼からの猛アタックは凄まじいものでした。毎日のように電話をしたいと言われ可愛さに負けたこと。ゼン○ーを入れて交換をしたいと言われ可愛さに負けたこと。ほぼストーカーのようなことをされても可愛さに負けました。(単純とか言わないでくださいね。)

そんなにアタックをされると嫌でも人は好きになると思います。嫌じゃなかった私は案の定ものすごく好きになりました。好きではありましたが、あまりにも迫ってきた時といいますか、そんな時はちょっと拒絶気味で友達に軽く相談のように話したこともあります。ですがそれを遥かに超えて、好きな部分がありすぎて嫌いにはなれませんでした。

そうしてシャトルランの日になり、シャトルランが終わり教室に戻った頃。彼はすごく落ち込んでいました。きっとダメだったんだなぁと思って彼に話しかけると、

「ごめん、ちょっと厳しかった」

と一言いい、少し泣きそうな顔をしていました。ものすごく可愛くて、愛おしかったのを覚えています。私も、好きになってしまっている以上ちょっとウズウズとした気持ちはありましたが、彼から言い出したこと。下手に発言するのはやめました。

まぁ、彼は諦めることがなかったのですが、、、。

彼は諦めることなく次は私が惚れるような告白をすると張り切っていました。私は惚れてるんですけどね。

次に控えていた行事は体育大会。一種の運動会のようなものです。まずは手始めに体育大会中の出来事から話したいと思いますね。


体育大会中。

まずは普通にスタートした体育大会。彼は帽子にリュックのようなものを背負い先生の手伝いを着々とこなしていました。先生は彼の部活の顧問の方なのでよく手伝わされているところを見かけます。競技が行われている際、わたしたちはテントの中で応援をすることになるのですが、そこでまず事件が発生します。彼の帽子を同じクラスの女子Kちゃんがかぶりましたね。元々嫉妬深い私ですので結構ガッツリみてしまったと思います。一応嫉妬は表に出さないようにいつも心がけている所存ですぅ。これどそれを拒まない彼にも少し思うところはあります。なんで拒まないのか、嫉妬をさせたいだけなのか分かりませんでしたけど。きっと私が嫉妬深いだけなんだと気にしないでおくことにしました。こうして私がモヤモヤを抱いたまま事件は幕を閉じました。

競技は終盤、私の出番になった時です。クラスの1人が出れなくなってしまい、彼が出ることに。私のすぐ後ろにいる彼は嬉しそうな顔を浮かべ話しかけてきました。そんな顔をされると流石にキュンとしますね。競技が終わりテントに戻ろうとした時には、彼もすぐに終わらせてこっちに向かってきました。

「お題が三つ編みをしている人だった。私(※私の事を二人称の人が言う時にも私と書きます。)が三つ編みをしていたら一緒に走れたのになぁ手を繋いでね」

と、満面の笑顔で言われました。これはもう破壊力がすごかったです。こんなことがあった体育大会は一生の宝物ですね。体育大会はこれで終わったのですが、その後家に帰った私ですがまず汗が嫌なのでお風呂に入りました。上がった頃、彼から一件の通知が。これからそちらに向かっていいかと言われ了承しました。2人で会うのは2回目だったので、少しドキドキもしましたが気長に待ちました。え?1回目の話をしてないですって?仕方ないですね。


初めて2人で会ったのは、彼が私を家まで送ってくれた時のことですね。学校の帰り道制服で一緒に下校をすると言う憧れが叶った日です。この日は私を送ってから帰るという彼を引き留め休憩のつもりで家に招きました。彼の家とは自転車をものすごく早く漕いで20分で着くかどうかぐらいの距離だったので、休憩させました。その時が初めて彼と2人で遊んだ日だと思いますね。


では2回目に出会った時に戻しましょうか。

気長に彼を待ち、数分が経った頃。疲れているのか少しもたれかかるように抱きしめられました。初めての甘々モードにキュンとしました。そして彼は

「付き合ってほしい」と告白を。私は、恥ずかしさと緊張が少しあったので

「で、でもシャトルラン行ってないから」

などと言い訳を気合いでたくさんうみだしました。彼はそれでも諦めずに頑張るという風に一度頷きました。その日の夜、電話にて彼はまた告白をしてきました。電話では私も落ち着いてることがわかったからなのか午後の時間よりも真剣に。私もよく考えました。落ち着いていたので真剣に考えることが可能でした。その日私は彼と付き合いました。 

「ありがとう。幸せにするから」

と彼は言ってくれました。ただ私は、あまり人に言いふらしたりするのが好きなタイプではないため、バレたらいうけれどバレない限りは内緒にしない?ドキドキも味わえるしといいまいした。嘘ではないことが伝わったのか彼はすんなり了承してくれました。この判断がダメだったのかと今の私はずっと考えています。     続

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ