用語解説集(2)
【理霊学】
◎霊装
固有理術が守る為に戦う意志によってエレメントを素材にして具現化した理術使いの武器。個人の能力と理力の量、特技の才能と強い理想によって形も異なり、剣や槍等という一般的な武器の形をした物の他に道具に素にした物や鎧と盾の防具型、手に持った物や体の一部を強化・変化させる融合型、手に触れずとも念で操り、遠隔も可能な人形型、果ては多人数で搭乗できる乗り物型といった物も在る。更には使い手の成長によって更なる強化と別の形態の変形・進化していく精神の武器でもある。
◎エンジェロス(1)
善意の心を完全に悟り、英雄と呼ばれるまでに成長した理術使いが霊装の究極形態到達によって体そのものが霊装と一体化により、転生した半霊生命体。体がエレメントで構成されて、頭上に霊装の一部である環、“天輪”と同じく霊装の翼が付いて、空を飛ぶ事も出来る。老いる事が無く、例え、脳や心臓に損傷を与えたり、焼き尽かされて灰になったり、死に至る毒や病気だろうとも魂自体が生きる事を諦めなければ周囲のエレメントを取り込んで再生復活し、何百年も生き永らえる事が出来る。睡眠も不要で呼吸や食事と水分補給も個人によって代わりにエレメントを摂取する事でエネルギーを獲得し、生き永らえる事が出来る。但し、技の集中による呼吸が必要な場合、鼻口の代わりに皮膚呼吸が出来る。個人によって前世に愛用した武器その物にもなる者はアームズ・エンジェロスと呼ばれる。
この他にもエンジェロスの秘密的特徴があるがそ今回はここまでとする。
〇幻奏術
理術の一種で空気に振動して耳に聞こえる普通の音ではなく、理力の波長とエレメントの自然からの効果によって魂に直接響かせて幻覚を見せる特殊音楽で音楽家の理術使いや癒療師が味方の支援とディアボロスの鎮静を目的に習得して使う。
◎ゴースト
生き物の生前の強い未練・怨念で魂が“遥かなる天界”に行かず、物質界に留まっている幽霊の事であり、いずれはディアボロスへと変貌する場合がある。
◎呪い
術による“病”であり、ニ種類ある。一つは術者が常に呪いを対象に送り続ける様式と、ニつ目は物に呪いを宿らせて触れた者を呪わせる様式がある。前者だと癒療師の癒しの術だろうと術者自身が止めない限り解く事が出来ない。
【職業】
◎跡読師
残された痕跡から読み解き、導き出す理術使いの一種。考古学者や探偵の様なものでる。
【国・地名】
〇オルタンシア
ガリア大陸の南部地方に位置する帝国領内の地方国の一つで別名“雨の国”と呼ばれている。火属性のエレメントが少なく、グラン・オー・ミュールから流れる水と水属性のエレメントによって、ほぼ年中に雨が降っている。その為、その地方のほとんどの地面が雨水に染み込み、沼地となっている。住民達はかつて雨を凌ぐ為、崖の中に住んでいたが、国が帝国領になった後、ライヒトゥーム・カンパニーによって建てられた雨を防ぐ“傘の塔”を中心に町を築き、ほとんどの国民がそこに移し住んでいる。ちなみに、多くの沼地に住むエビガニの身が絶品でオルタンシアの名物食材となっている。
【地名】
〇身投げの森
オルタンシアの北の森で地面が無く、全て河となっており、象の足如くとても太い樹、ファットマングローブが立ち並んでいる。その森にはそこや他の場所で自殺等で自暴自棄に死んだ霊達が集まって住んでいる危険区域でもあり、奥にグラン・オー・ミュールがある事から昔の人は“自殺の森”と呼んでいたが、アリアによって勝手に名付けてから後に呼ばれる様になったという。
〇グラン・オー・ミュール
古代ガリア語で“大いなる水の壁”の意味とする、身投げの森の最奥地にある巨大な滝で世界四大瀑布の一つで“世界珍百景”の一つにも認定されている。帝国領のオルタンシアとガリア大陸の内側にある共和国領を隔てる“大自然界”の壁で膨大に流れる滝の水の重量と勢力によって通るものを押し潰し、対流で出来た大渦の滝壺によって細かく引き裂かれてしまう故に帝国政府から“特級危険区域”とも認定されている。
◎大自然界
共和国領と帝国領を隔てる区域の事で帝国からは“特級危険区域”と呼ばれている。その名の通り、人の常識を超える超自然や危険な猛獣によって阻まれ、帝国の科学力を持ってしても突破する事が出来ていない。
【組織】
◎ライヒトゥーム・カンパニー
帝国一の技術を持つ機械開発専門巨大企業会社で部門に分けて生活家電品から兵器までありとあらゆる機械の開発と販売を行って大量の利益を得ている。
【アイテム】
◎ディアボロス図鑑
あるディアボロス専門の研究家がディアボロスの特徴と弱点等の情報をまとめて書かれた図鑑。対象のディアボロスが記載されたページを探す手間と隙を無くす為、表紙に理導人形の核を付着した事で自動で検索してくれる機能が付いている。
この11月から12月後半の今日まで本業の忙しさで家に帰っても疲れの余り、つい眠りの誘惑に負けてしまう中、第3章のプロットが完成しました。
第3章では娯楽の国を舞台にリゼルの母親の次に、彼を知る者が新たに登場します。新たな理術使い、聖女、エンジェロス沢山登場します。
「聖天魔物語」を呼んでくれている方へ来年も応援よろしくお願いします。
次章「赤頭巾の魔女と紅血の瞳」をお楽しみに。
来年も良いお年を。




