日本人は韓国で誕生した
まだこれは論文になっていないので、怪しいソースだとなるが、韓国の釜山の島で日本人にかなり近い遺伝子の人骨が発見された。何故発表されないのか?で韓国政府の圧力とかあるがそれは無いだろうと思う。調査した一人である篠田教授は持論として縄文人の原集団であるホアビン文化集団が東アジア海岸部を北上して韓国にはその一部が残ったと見ている。
そのため縄文人が移住したという説に切り替えるのに慎重だと見ている。なおかつ以前弥生人の調査でこれだけ現代日本人に近いDNAが見つかったという事は、韓国のものはもっと大陸側によったものになるだろうと言ってしまったのがある。私はここで、それだけのものが見つかったならそもそも半島で混血があったのでは?と考えて以前エッセイで書いたと思う。
もちろんあくまで可能性としてだが、篠田教授は可能性すらすてて断言してため慎重に様々な調査をしてると見ている。ただ私は篠田教授が自説に拘ってるとは見てない。この教授節々に半島での混血の可能性を考えているのが見える。だが言わないんだ。2つのケースが考えられる。この人昔から大胆な仮説を言って大体外してる。今回だから慎重になってる可能性ともう1つは調査に圧力がかかるのを恐れていい加減な根拠で余計な事を言わないように気を付けてる。
若干ズレるが、何せ6000年前の人骨だ。現代日本人にど真ん中で日本人集団の中心に来るのはむつかしい。でもこの程度ばらつきの範囲だと言える。縄文や大陸にズレるわけじゃなくて、微妙に妙な方向にずれてるのが気にはなるが、その辺りは古い遺伝子のためと見れる。弥生時代じゃないんだ、その倍古い6000年前なのだから。
基本遺伝子はアフリカに元居た遺伝子を中心に外側に外れていく。今のアフリカ人じゃない今のアフリカ人だってさらに新しい遺伝子が増えているため7万年前のアフリカ人とまたズレる。ただそのズレ方とは違うのが多少気になる。中央に寄っていく形になるが、そうじゃなかった逆に外側に行ってたから。
おそらく北方遺伝子によって日本人に近づくのでそのせいだと見ている。北方系中国人の混血率が少ないと見ている。だが些細な差だ、篠田教授もこれはほぼ混血なしに現代日本人が成立すると述べてる。私もそれが大げさじゃないと思ってる。
どう今までの定説が変わるか?と言うと、半島で混血して完成した日本人が稲作によって日本中に広がった。これに地方で元居た縄文人が混血して些細な地域差が生まれた。沖縄はその最たるもので、アイヌはほとんど混血しなかったとなる。今まで徐々に本土を移動して混血して出来上がったってモデルが大きく変わる。
なおかつ北九州で混血したってモデルも大きく異なる。その混血の場は半島だったとなる。ただ気を付けてほしいのは日本人は韓国人だったなんて話じゃない。何故韓国政府がぴりぴりしそうなのか?逆なんだ。日本人=縄文人が移住した土地で混血した。要するに先住民は日本人だったとなるからだ。
もちろん混血した北部集団もいるから原住民?にはなる。後中国人と書いたが、当時はこの地域中国じゃない。あくまで清の領土を受け継いだ中国の領土って意味だ。当時は中国人じゃない。韓国人と言う人の成り立ちがちょっと変わるとなる。日本人の移住者の地域と現代中国東北部からの移住者の混血となる。
ただしその後倭人が大半移住するので韓国人の中の縄文人の血は限りなく薄い。ただそれは侵略されて追い出されたとなる部分もある。それは新羅の時代の歴史で消されてしまったかなの国がやっぱりあったかもしれないって根拠にはなる。ただし日本人の国じゃない。日本人がバックについた傀儡政府と言う感じだ。
問題はいくつかある。そもそもその集団縄文人なのか?で縄文人の元になったホアビン集団が北上した形跡があるのは篠田氏が慎重になってる部分。タイトルが日本人の祖先集団についてと、韓国におけるホアビン集団の影響についてじゃ、多分価値が全く違うと思う。ATLウイルスについて日本型とインド型というのがあり、インドから広がったものが日本に分岐する。
だから日本のものと東海岸沿岸のものは別物でその延長のアメリカのもの別になっている。アメリカがややこしいのは、カリブ海の黒人の子孫に全く別の型がありそのせいでややこしい。アメリカのものが日本発でもおかしくはない時期が古いからになる。だが韓国のものはそれ以前には見つかってないので日本の分岐が定着した後になる。
これを調べられるか?は不明だが、まあ調査すれば一応違いが分かるものにはなる。他の視点から違いが発見できてないか?追加調査していると見ている。なるべく韓国政府から圧力がかかって見方はしたくない。中国は実際あるらしいが、韓国はさすがにないと思いたい。
他には、弥生時代に移住した弥生人が半島の混血集団のそのままの子孫なのか?の点。これもある程度調べれば近縁関係とか分かってくるのじゃないか?と楽観視してるのだが、この私の見方が甘いと”韓国におけるホアビン集団の影響について”になってしまう恐れがある。論文を遅らせるときってのは大体こういうのが関わっている。もっと美味しく価値を上げられるのにって研究を追加してると見てるのだが。”日本人の祖先集団について”まで言えないと時間だけかかったが断念も十分ありうる。
後の問題は無文土器を中心とした弥生文化との集団と当然違う点にある。この点支石墓と言う墓の問題があって、逆にこれが整合性が取れる。南部地域の墓が異質であるとの指摘があったがあまり日本への移住には重視されなかった。だがこれですっきりする。これ古い型が半島全土に広がった後、変化したものがじわじわと半島を北部から下ってきたため違いが出たとあったが、なら先行して使用して残った集団は別じゃないのか?がすっきりする。
問題は弥生文化と遺伝が一致しない点。これは文化だけの伝達ではないか?と見ている。元々意味不明に半島は海岸南部だけやたらと水田の遺跡が古い。元々水田をやっていたが、それを新しい方法に変えたのじゃないか?と見ている。
これかなり抵抗を受けるだろうと思う。だが利点もある以前からおかしかった南部の早い水田遺跡の謎が解ける。集団が違うからで解けるんだ。滅茶滅茶強引な説明になるが今まであった矛盾も解消できるので、相殺されるのじゃないか?と見てるのだが。