読むとより楽しめるかもしれない設定集
※選択という手段を用意している以上、判断材料となる最低限の情報の開示は必要である判断しましたので、大ざっぱではありますが公開可能な設定を以下に記載します。
なげーよ!読むのめんどくせー!!という方は、本編だけをお楽しみ頂いても構いません。
便宜上の意味合いとは別に、ある程度のルールや設定を頭に入れておいてもらえると、作品をさらにお楽しみ頂けると思います。
※一部投票方法について変更しました。
■基本ルール
◇選択肢投票(TwitterおよびYoutubeアンケート)
読者の皆様には、作中での呼び名で言うところの「選定の神々」となっていただき、作者が提示する選択肢の中から一つに投票していただきます。
投票は作者により投稿されたTwitterまたはYoutubeの動画内のアンケート機能にて行います。
一番得票数が多かった選択肢に従って物語は進んでいきます。
選択肢は主人公の会話や行動、敵への攻撃への有効性や周囲の状況の変化、はては作中世界の政情や天災、etc.
◇投票による作中への影響
ストーリーの展開の外、それぞれの選択によって主人公への好感度が変化したり、取り巻く環境に変化を与えることがあります。
主人公は「選定の神々」によって自分の行動を強制的に選択をさせられることを自覚しています。
自らの「属性」(下記参照)に反する行動も渋々ですが取ることになります。
作者が「選定の神々」に提示する選択肢には、いずれかの属性が付与されていることがあります(明示はされない)
例)「俺の命に代えても、お前を守る!」
この選択肢に付与されている属性は「善」
どの属性が付与されるかは、完全に作者の独断と偏見です。ご了承ください。
キャラクターにも属性が設定されていて、選択肢の属性に影響を受けます。
「善」の行動やセリフには「善」の属性のキャラクターの共感をよび、「悪」の属性のキャラクターには反感などの負の感情を抱かせてしまう可能性がある、などです。
一つの選択肢に付与されている属性的影響は一つとは限りません。
どういう選択肢を提示するのかを「選定の神々」にお伺いを立てることもあるかもしれません。
◇とある事象の可能性(おまけ要素)
おまけ要素として、章ごとに一つ、選択によってその章内で起こりうる「とある事象の可能性」を明示します。
例)〇〇の死亡 〇〇都市の崩壊,etc.
「とある事象の可能性」が発生するか否かの条件は、「可能性の欠片」という特別な選択肢で、正解の「欠片」が選ばれた数によって判定されます。「欠片」は提示された選択肢の中で一つだけとします。
一章に5回(予定)の「可能性の欠片」を配置し、過半数以上(5回ならば3回以上)「欠片」が投票によって選択されれば、「事象」が発生します。
「可能性の欠片」の選択肢であるかどうかは、「☆」にて明示します。
該当するキャラクターの属性や起こりうる事件の内容を推測することによって、ある程度の推理は立てることはできると思います。
章の最後に正解の「欠片」の詳細を発表する予定です。
◇ストーリー
作者が用意しているのは舞台設定、キャラクター設定、水面化で進行中の事件、のみです。
「選定の神々」によって選択された選択肢によって、ほぼアドリブで物語が進行することになります。
初めての試みでありますので、ストーリー上の破綻はなるべく避けるつもりではありますが、ないとは言い切れません。それも含めてお楽しみ頂ければ幸いです(逃げ口上)
当然ですが、必ずしも「選定の神々」の望んだ通りに物語が転がるとは限りません。それもあらかじめご了承願います。
※以上が基本ルールですが、ルールにおける改善点があれば、その都度修正することもありえます。
■設定など
◇属性(秩序/混沌軸)
古き良きRPGの設定の伝統を踏襲して、各キャラクターに隠しステータスとして以下の属性(秩序/混沌軸)が付与されている
秩序(法や秩序を尊び、公正公平を旨とした生き方を良しとする思想)
混沌(規則や束縛を嫌い、自由で奔放な生き方を尊ぶ思想)
中立(秩序と自由の均衡を重要視する思想)
※必ずしも秩序が善性、混沌が悪性の思想というわけではない
◇属性(善/悪軸)
各キャラクターには善、悪、中立のステータスも設定されている
善(己よりも他者を利することを尊ぶ。生命への敬意を忘れず、他者に惜しみない情愛を捧げることを良しとする)
悪(他者に危害を加えることに躊躇しない。己のあらゆる欲求に忠実で、無軌道に殺戮や破壊行為を行う者もいる)
中立(積極的に善性、悪性の行動を取る事はない。しかし、状況によっては善悪いずれかの行動を取ることもある)
※ただし、善の者が全ての他者に対して情愛を向けるとは限らず、悪の者が全ての他者に対して危害を加えるとは限らない
同様に、善の者が他者を害することもあり、悪の者が他者を救うこともある
例えば、属性が善である敬虔な慈愛の神の信徒が、他者を救うためにやむを得ず他者を殺害したとすれば、それは殺害された者の家族、または社会からみれば紛れもなく悪であるが、根本的にその信徒の属性は善であることには変わりがない
視点や立場の違いから、個人の主観においては善悪の基準がひっくり返ることもある点は留意すべきである
◇ダンジョン(未踏破領域)
世界各地に多く点在する、冒険者ギルドによって探索、記録されていない領域のことを指す
必ずしも地下世界を指しているわけではなく、未開の島であったり、探索されていない古代遺跡であったりと様々
未踏破領域の多くは、異界特異点と呼ばれる、モンスターなどの異形の怪物が多く発生するポイントにあることがほとんどであり、探索が進まない理由もそのためである
異界特異点は、非常に稀だが突如として何の変哲もない土地に出現することがあり、土地を変容させてダンジョン化することもある
異界特異点には、各種希少植物や鉱石が産出されることが多く、アーティファクトと呼ばれる希少アイテムが手に入る場所もある
一攫千金を狙う多くの冒険者がダンジョンに挑むことになり、結果的にあふれ出る有害なモンスターから都市や国家を守っているという側面がある。加えて、ダンジョンに眠る各種資源や集まる人的資源も国家にとって魅力的なこともあり、基本的に冒険者を全面的にバックアップしている
未踏破領域を完全踏破したと認められたパーティー、または個人には「英雄」の称号が与えられる
現在生存が確認されている英雄は12名
「完全踏破されたダンジョン」は、あくまで全てを「探索、記録」されたと認定されただけであって、モンスターを完全に駆除された否かは関係がない
ある条件をもってモンスターの発生を断つことができるダンジョンも存在する
◇ファナトリア第9未踏破領域
ファルギス自治領の都市ファナトリア近郊にある未踏破領域
地下迷宮型のダンジョンで、古代文明の遺跡が変容したものであると推定される
階層によって区切られ、各階層はそれぞれ独自の特徴を有する
現在の踏破階層は12階層
全部でどれだけの階層があるかは不明
このダンジョン案内所に主人公は所属している
◇冒険者組合
冒険者の互助会的な組織だが、ほとんどが所属する国家によって実質運営されている
国家により差異はあるが、主に未踏破領域の探索を目的とし、冒険者に対して各種サポートを行う
その他、国、組織、個人からの依頼の斡旋、報酬の受け渡し業務も行う
未踏破領域内に限り、組合職員に警察権を行使することを認めている国家も多い
組合職員は公務員のような扱い
ダンジョンに入る冒険者は、組合に登録して認定を受けなければならないことになっている
◇ダンジョン案内所
冒険者組合直轄の施設
ダンジョン内で起こりうる緊急事態への即応性を鑑みて、基本的にダンジョンの入り口に設置されている
案内所所員は、冒険者組合の職員
主な業務として、初心者冒険者やそのダンジョンに初トライする冒険者への情報提供、冒険者への各種サポート、問題が起きた時への対処と冒険者組合との情報共有など
ダンジョン内の踏破階層に設置されたレストポイント(休息が可能な結界が施されたポイント)の管理業務も行う
クエストなどの成否認定や報酬の受け渡し業務は受け付けていない
正規窓口は冒険者組合内に設けられている
現場職員であるため、現役冒険者並みの屈強な者が務めることが多い
◇ムンダス(作中世界)
ムンダスには主に4つの大きな大陸があり、レムリア、ロディニア、バルティカ、パンゲア各大陸には大小様々な国家がある
物語は、このうちロディニア大陸が主な舞台となる
◇国家
ロディニア大陸には主に5つの国家が存在している
アルカディナ王国
メーレ共和国
ゾルギア帝国
ファルギス自治領
グルド部族連合
作中で明確な交戦状態にあるのは、メーレ共和国、アルカディナ王国連合とゾルギア帝国
大戦後の疲弊で今は小康状態
◇種族
世界には大別して5つの種族がいる
人族
世界で一番人口が多い種族。集団行動に長ける。住む地域によって生じる見た目や能力の違いによって亜人と呼ばれる種族もあるが、そういった者たちも基本的には人族に分類される。
小人族
鍛冶や工作に長ける種族。男女に関わらず屈強の者が多い。魔法適性が低いと思われがちであるが、割合で言えば人族と大差はない。
森人族
主に森に住まう種族。狩人としての適性がある者が多い。耳の先が少し尖っている以外は見た目は人族と大差はない。魔法適性が高い者が多い。
猫人族
人族に次いで人口の多い種族。俊敏さに長ける者が多い。頭に獣の耳、尻尾を有する以外は、人族との外見上の大差はない。聴力と暗視能力に非常に長けている。
龍族
水辺に棲む者が多い種族。トカゲのような姿をしている亜人。運動能力は極めて高いが、穏やかな気性の者が多く、理知的な学者肌の者も多いのが特徴。
◇言語
全世界で通じる共通語の外、大陸語と呼ばれる各大陸ごとの別の言語がある。
同じ大陸語でも、国や地域によって別言語だと思われるほど差異が大きい場合がある。
◇宗教
この世界における神は、ただの形而上の存在ではない
認識外領域に住まう存在であり、時に人の求めに応じて奇跡を行うことがある(神聖魔法など)
ムンダスでは主に7柱の神が信仰されている
ケヘド(光と闇の神)
マルナ(芸術の神)
ファーレ(戦の神)
メルルーク(豊穣の神)
アミル(慈愛の神)
トトス(商売の神)
カティル(貧者の神)
広く名を知られていないその他の神々も存在する。「選定の神々」もそんな知られていない神々
◇戦闘レベル
戦の神ファーレの奇跡により定められる戦闘力の基準をざっくり数値化したもの
調べ方は、ファーレの司祭が神聖魔法により生み出した各レベルの使徒と戦い、それに勝利できればレベルが確定する
召還される使徒は、対戦者の特性に合わせて変化する
例)レベル15の使徒に勝利し、レベル16の使徒に負ければ、戦闘レベル15となる
力、素早さ、器用さ、魔力、などの内部パラメータも存在するが、この世界の人間には確認する術がない
◇クラス(戦闘タイプ)
主に戦士、武道家、魔法戦士、盗賊、僧侶、魔法使い、などと便宜上呼ばれることがあるが、あくまで本人の戦闘スタイルによって分かりやすく自称、または呼称されるだけで、明確な定義はない
◇魔法
種類としては「攻性魔法」「変容魔法」「時空魔法」「神聖魔法」の4つに大別され、難度として初級魔法、中級魔法、上級魔法、最上級魔法と大きく4つの段階に分かれている。
各等級にも習得難度に差があるので、一つの等級魔法が使えたからといって、同じ等級の魔法全てが使えるようになるとは限らない
魔法を習得できるかは、完全に先天的な才能に左右され、得意とする魔法の種類も同様である
通常、魔法の習得方法は、他の技術と同じく、魔導書を読んだり、先達に教えを受けて、魔法の特性をよく理解した上で実践を繰り返すことによって覚える他はない
魔術という技術もあるが、これは魔法ではなく、我々の世界で言うところの「科学」