004話 「合流」
さてさて、時間になったのでいざWAOの世界へいこうではないか!
『もういかれるのですね?』
「うん、世話になったね」
『いえいえ、仕事ですから、では行ってらっしゃいませ、あなたの旅路に幸あらんことを───』
その言葉でボクの視界は真っ白になった。
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「ここは…教会かな?そこはβと変わりないんだね。さてさて、櫻子はどこかなっと」
そう言ってボクはフレンドリストをみるとサクラと言う名前が白く光っていた。その名前を押してフレンドチャットを立ち上げた。
『ハロハロー、サクラちゃん♪』
『え!?ど、どこにいるの?』
『えっと、ちょっと待ってねまずは教会を出ようか』
『う、うん』
『…ところでさサクラはピンクの髪だったりする?』
『え?そ、そうだけど?ってきゃ!!』
「やぁ、君がサクラ?」
『えっと、そ、そうですけど、も、もしかしてあなたがアキラですか?』
「そうだよー、っていうかフレンドチャットは切ってもいいよー?」
『わ、わかった!』
改めて、サクラをみると───天使だった。比喩ではなく、白い翼に光の輪があり、まごうことなく天使だったのだ。
「尊い───」
「?どうしたのアキラ?」
「い、いや、なんでもないよ?人が多いしどっかいこっか?」
「うん!」