001話「プロローグ」
初投稿です。宜しくお願いします。誤字脱字、日本語がおかしい所が多々あるかと思いますがそれでもいいよ!という方はお付き合い下さい。
『World of Apocalyps Online』それは新たなVRMMORPGとして発表された。
「なぁ、知ってるか?」
そう話かけてきたのはボクのクラスメイトにして幼馴染である、工藤慶太であった。
「知らない」
ボクはそう答え、お昼を買うために購買へいこうとした。
「ちょっと待てって!『World of Apocalyps Online』が夏休みに入って一週間後に正式リリースされるって話だよ!」
「ふーん、で、ボクにそれは関係ある話なの?」
「あ、あぁ、クラスの奴等と話してたんだけど運良くVRギア買えたって奴がいてさ、そいつと俺とお前でやらないか、って話なんだよ」
「イヤだ、断る、まっぴら御免だね」
「いいじゃないか、同じβテスターだろ?」
そう、ボク―本庄晶―と慶太は『World of Apocalyps Online』のβテスターである。だからVRギアも持ってるし、正式リリース日も知っている。だから―
「だから、ボクが知り合いとゲームするのは好きじゃないことは知ってるだろ?」
「まぁ、それは知ってたが…りょーかい悪かったな」
「別にいいよ、それより慶太は「晶、ちょっといい?」あ、櫻子?どうしたの?」
「いや、お弁当作ってきたけど一緒に食べ「食べる!」そっか、じゃあ屋上にいく?」
「うん!じゃあね慶太、ボクは愛妻弁当を食べてくるよ!」
「…おぅ、いってら」
そうしてボクは櫻子と共に屋上へと向かった。櫻子は加藤櫻子といって、ボクの彼女である。クラスは違うが慶太と一緒の幼馴染であり、家は向かいで家族ぐるみの付き合いがある。(慶太の家は少し遠い)
「どうしたの?お弁当なんか作ってきてさ」
「んー、いやさ、ちょっと話したいことがあってさ」
「どんなこと?…はっ!?まさか他に好きな人ができたとか!?ウソだと言ってよ櫻子ーーー!!」
「はぁ?まだ晶以外に好きになったやつなんかいないわよ、って、そうじゃなくて私も『World of Apocalyps Online』のソフトとVRギアを手に入れたのよ、だからさ、正式リリースしたら一緒にやらないっていうかVR物初めてだし、色々教えて欲しいんだけど…」
「うーん、いいよ!けど何でWAOなの?」
「別にいいじゃない、というかWAOって…あぁ、略したのね、ダメだったかしら?」
「…ダメじゃないけど初心者には難しいと思うよ?」
「そうなの?」
そうなのだ、『World of Apoc―略して『WAO』はレベルという概念がなく完全スキル制であるのだ、運営曰く、「敵を倒して急に強くなれるなんて有り得ないでしょ」とのことだ。ただそれだとVRゲームが苦手な人はどうするのかというと、そこで出てくるのがスキルである。このスキルはゲーム内のNPCから教えてもらったり、ゲームでの自分の行動でしか習得できないのである。『WAO』はスキルがたくさんあったり、スキルレベルが高ければ強くなるし、スキルが少なかったり、スキルレベルが低ければ弱くなるのである。なのでレベルを上げて物理で殴るのが難しいゲームなのである。ということを櫻子に話した。
「ふーん、そうなのね、まぁなんとかなるでしょ!私は晶と一緒にゲームやりたいだけだしね」
「!!そ、そうなのか、じゃあ一緒に頑張ろうね!」
その後は、二人でお弁当を食べながらお昼休みを過ごした。