2
久しぶりの更新です。
とてつもなく短いです。
メインで書いている方も更新が止まっています。
てすが、一応苦戦しながらも、書いています。
いずれ投稿しますので、よろしくお願いいたします。
高野 秋人は市ノ瀬高校の用務員である。
元々は役者を目指し大阪で一人暮らしをしていたのだが、去年の頭に両親を事故で亡くし年の離れた妹の面倒をみる為、和歌山へ帰ってきた。
秋人には妹の他に姉が1人いる。
姉も秋人と同じ理由で実家に戻り、今は姉弟3人で生活をしている。
姉は市ノ瀬高校の教師をしていて、大阪帰ってきた秋人に定時で帰れる用務員の仕事を斡旋した。
休みの日以外は、午前から夕方は親友夫婦に妹を預け、それ以降は秋人が妹の面倒をみている。
親友夫婦には迷惑を掛けているが、そんな生活をもう1年も送っている。
「雪路先生の弟さんですよね?」
そして秋人は今、非常に困っていた。
仕事の最中、いきなり面識のない在学生に絡まれているからだ。
「ちょっとー、聞いてるんですか?雪路先生の弟さんですよね??」
「カナちゃん、いきなりは失礼やで。」
不躾のない加奈子の質問に千里が止めに入るが加奈子の勢いは止まらない。
「否定しないって事は肯定として受けとりますよ?」
「カナちゃん、そんなんどこで覚えたん?」
「ドラマ科捜研で誰か言ってたんよ。」
最近の女子高生にしてはシブいチョイスだと思いつつ、秋人は用務員用に支給された帽子を取り、作業の手を止める。
「高野先生は確かに僕の姉だけど、それがどうしたの??」
秋人は彼女達の方を向くと、そこには驚いた表情をした二人がいた。
サブタイトルの表記と加奈子の名前が間違っていたので修正しました。