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竜たちの讃歌 ~見目麗しき人の姿で生を受けた竜の子は、強気な女の子に囲まれて日夜翻弄されています?!~  作者: たにぐち陽光
第二章 竜は地道に課題をこなそうとして、火竜の気まぐれに翻弄される
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プロローグ

5月22日誤字脱字等修正しました。

 夕闇の中、俺は前回も通った道をただひたすらに走っていた。

 ――続く影は二つ。

 全速力で走っても軽々と追いついてくるのには苦笑いするしかない。


 人族の使える探知魔法の限界は数キロとの事で、今は誰の目も気にすることなく走っている。

 このままのペースで行けば今晩のうちに髑髏岩の洞窟まで到着するだろう。入り口のスペースで休めば雨ざらしの心配もないので安心して夜営出来る。

 何より孤島に居たときと同じように身体を動かすのは久しぶりでとても気持ちよかった。一度通った道だからという安心感もあるが、やっぱり街中の雑踏で暮らしているよりこちらの方が性に合っている。何だかんだで人目を気にしながら過ごすのは心のどこかで落ち着かないのだ。


「あ、斜め前方にイノシシの群れがいる」

「それは食材の足しになりましょう。ただ解体に少々時間を頂くのが厄介ですな」


 たまに探知魔法を使いながら、何か姿が見えると鑑定魔法を駆使して状況判断する。この連続作業はなかなかに骨が折れるのだが、今は俺しか使えないので頑張るしかない。

 ――じいちゃんは大陸での自らの魔法の使用を禁じていた。

 古からの誓約で大陸に影響を及ぼさないよう自らに課しているのだ。


「カトルよ。あとどのくらいで着くかの」

「この調子ならあと3時間くらいかな」

「それはちと遅いな」

「レヴィア様に食材は十分に頂いておりますので、なくても大丈夫でございます」

「じゃあ無視するね」


 俺は探知魔法を打ち切り、またわき目も振らず一直線に先へと進み始める。


 ――俺たちがこうまでして急ぐことになったのにはわけがあった。




―――



 店に戻ってきたレヴィアはじいちゃんの発言を聞いて頭を下げた。


「申し訳ありません、ヤム様。私は今回の顛末を見届けなくてはならない為、ご一緒出来ないのです」

「ああ、よいよい。話はカトルから聞いておる。憂慮すべき事態になっておるようじゃの」


 レヴィアはサーニャたちが戻るまで店の留守居を任されていた。伝え来る話によるとギルド本部前では時間の経過と共にたくさんの人が殺到し、通常業務が一切行えないほどの事態になっているのだとか。恣意的なことを疑えばキリがないのに、賭け事に対する人の執着たるや生半可なものではない。

 この状況が収まるまで当事者は安全性の面も考慮されてギルド本部に集められていた。その為、アラゴン商会や港の大衆食堂は営業を再開する事が出来なかったのだが、それに困った人たちが別の店に行きもせず物見遊山の気持ちで次々と詰め掛けて来ているらしい。

 こっちの店には誰も文句を言う人など来てないことを考えると全然実感がわかず不思議な気分になる。きっと支部界隈の人たちは実際に昨日の盛り上がりを目の当たりにしたから結果に疑問を持っていないのだろう。つまり予選しか行かなかったような港や本部周辺の連中が大会本戦の熱気も知らず結果だけ見て文句を言っているということのようだ。


「ギルドとしては結果を遵守する方向に変わりないようね。ただ、状況が落ち着くまでおそらく二、三日は本部に滞在することになりそうだとさっきマリーがぼやいていたよ」


 不逞の輩が行くかもしれないからその時は頼むとのことだ。


「このままだとカルミネに出発するのは一週間後くらいなりそうね」

「一週間か。じいちゃんは洞窟に何日くらいいる予定なの?」

「そうじゃのう。だいたい4日か5日あれば調査には十分じゃろ」

「行き帰りで一週間くらいだから、さすがに出発までに戻るのは無理か。世話になったからサーニャやマリーに挨拶くらいはしたかったけど」


 じいちゃんが大陸で何日も無為に過ごすのはいろいろと問題があるとのことで残念だけど仕方ない。そう思っていたら、レヴィアが不思議そうに俺を見る。


「キミならあの程度の距離、一日掛からないでしょう?」

「へっ?」


 俺はレヴィアが何を言い出したのか理解できず怪訝な表情を浮かべてしまう。

 それを見てレヴィアは静寂魔法(サイレント)をかけると説明し始めた。


「人族の探知魔法には距離的な限界があるから、ある程度森を進んだ後、キミは本気で走ればいい。そうすれば今からでも今晩中にはたどり着くよ」

「いやいや、そんなことして誰かに気付かれたら俺が人じゃないってのがすぐバレるじゃん。だいたいそれレヴィアが境界島で言ってたことだろ? 本気の力は遠くからでも人族に気付かれる心配があるから修行は出来ないって」

「ああ、そのことね」


 レヴィアとじいちゃんは顔を見合わせると二人してにんまり笑い始める。悪戯好き同士、俺をからかって遊びたそうな雰囲気で何だかとっても気分が悪い。


「遠くから探る方法はいろいろとあるがな、探知魔法以外は基本的に魔力を感知する類のものじゃよ。上空に目でもあれば別じゃが走るだけならば問題あるまい」

「魔力を探る感知魔法(ディテクト・マジック)ね。結構な魔力持ちなら有効範囲は大陸全土に及ぶけれど、探られる方が魔法を使わなければ心配ないよ。それに悟られたとしても森で移動しながらキミが魔法を使う分には大丈夫。居場所を探られると言っても漠然とした感知しか出来ないからね」


 とにかく話をまとめると、探知魔法で探られる可能性のある数キロを抜けて進んでしまえば全力で走っても大丈夫ということだった。魔法の使用もある程度ならほとんど問題ないと。逆に島のように同じ場所で留まって使用し続けると他の魔法との組み合わせでより精密に探られてしまうらしい。


「じゃあもう、すぐにでも出発して、ぱぱっと用事を済ませて帰れば間に合うってことだね」

「そうだけど、キミ、待ちなさい!」


 俺があまりにもすぐ出かけようとしたものだから、慌ててレヴィアが腕を掴んできた。


「このまま行ったところで何の糧にもならないよ。傭兵として依頼を受けることの重要性をキミは勉強するべきだね」


 レヴィアはそう言うと店番を眷属のメイドたちに任せ、俺とじいちゃん、それにネーレウスを伴って支部へと歩き始めた。

 そしてやってきたのは一番混雑している正面の受付カウンターであった。今は食事時ということもあって若干人が少なくなってはいるものの、混雑していることに変わりない。


「依頼を受けるといっても大きく分けてやり方は三つあるわ。一つが公示されている依頼を受けるやり方。あの掲示板を見なさい。いろいろな内容の依頼が並んでいるでしょう?」


 レヴィアに言われたところを見ると細かい文字で様々な内容が記されており、それが一つの依頼であることに驚く。



 【内容】:イチヤクソウの採取

 【依頼人】:イルマオ薬局

 【詳細】:炎症や止血に必要。代用の薬草でも可。

 【ランク】:灰3

 【数】:100(250)

 【報酬】:9銀(9青銅)

 【期限】:14(7)

 【品質】:3(6)



 依頼内容がやや大きく見出しとして書かれており、その下には依頼人の名前やその詳細、さらに下には良く分からない文字や数字がたくさん記載されていた。


「あの文字や数字は何?」

「教えていないからわからなくて当然なんだけど、よくそんな状況でカルミネに行くと言えたものね」


 ぐっ……言っていることは正しいが今それを蒸し返さなくてもいいだろ。

 レヴィアは皮肉を言った後で、一つずつ細かく説明してくれた。



 【ランク】:依頼の困難度合いをギルド職員が評価しギルドマスターが認可したもの。それぞれタグの色で区分けされ推奨人数が記載されている。あくまで推奨なのでそれ以外の高ランク者が受けても可。低ランク者は職員が実績を見て判断する。


 【数】:納品数。個体数が求められるが、まれに大きさや重さを求められる時もあり。括弧内は引き取り上限数。報酬は応相談。


 【報酬】:成功報酬。ギルドの仲介料は加味されており手取りで表示。括弧内は保証金で依頼を受ける際に支払いが必要。上位ランクの依頼になると逆に支度金が表示されるものもあり。


 【期限】:納期。日にち単位だが、まれに何時間以内という差し迫ったものもある。報酬が通常より高くなる為、それを狙う傭兵も多い。括弧内は追加報酬が出る期限。即納は好まれる。


 【品質】:鑑定魔法による最低品質値。ギルド職員が鑑定魔法で結果を伝える。括弧内は追加報酬が出る高品質値。



「なるほど、じゃあ、あの依頼は灰タグの傭兵が三人で行うってことか」

「表面上はそうだけど、実際は茶タグの新人向けね。灰タグ持ちが同ランクの依頼を受けたところで全くランクアップに寄与しないから、上を目指すなら一つ上、青ランクの依頼を請ける必要があるわ」


 ランクアップと聞いて、俄然俺のやる気が昂ぶって来た。当面の目標である青タグを手にする為にはどうすればいいのか気になる。


「ランクについてはいろいろ細かいことが多いから後でゆっくり説明するよ。まずは依頼の受け方の続きからね」


 うう。そう言われると頷くしかないんだけど、なんだかはしごを外された感じでしょんぼりだ。


「話した通り、ギルドに公示してある依頼を請けるのが一つ目のやり方。そして、前回マリーが持ってきたようにギルドから名指しで依頼が降りてくる場合があるわ。それを請けるのが二つ目のやり方ね」

「ああ、確かイェルドがギルマスからの強制ミッションとか言ってたっけ」


 俺がそう言うとレヴィアは少し渋い顔になる。


「本来、リスドのギルドで強制なのは職員だけよ。依頼に失敗した傭兵の補填で職員が動く場合がほとんどだからね。あくまで一般の傭兵は任意……のはずなんだけど、上位色のタグ持ちはそういった依頼を受けないとランクの維持が難しいとマリーは言っていたわ」


 マリーはつい最近まで黄タグだったが、白ランク以上で公示される依頼は皆無だそうで、ギルマスの依頼や緊急で発注される難度の高い依頼のみ黄や白ランクの依頼になるという。

 ちなみに青タグ以上になると同レベル以上の依頼をある程度請け負わないと翌年に降格してしまうとのこと。その為、何かの事情で依頼を請け負えなくなった傭兵の中には灰タグを身分証代わりにして更新料だけ支払っているような者もそれなりにいるとか。


「それ強制と何が違うの?」

「高ランク者は言ってしまえばギルドお抱えの便利屋になるようなものよ。その分、様々な特典があるし報酬も桁違いになってくるから、そこまで負担ではないとマリーは言っていたけどね」


 なるほど、だから最初あれだけ頑なにマリーの依頼を受けようとしなかったのか。そりゃあ、厄介な内容しか降って来ないんだったら関わりたくないよな。


「これが二つ目。そして最後の三つ目が今から行うことよ」

「お待たせしました。次の方、どうぞ」


 レヴィアの説明が終わったところで、ちょうど順番が回ってきた。


「ご用向きはなんでしょうか?」


 気さくに笑顔を向けてくる受付のお姉さんにレヴィアはじいちゃんを矢面に立たせて説明し始めた。


「こちらヤム=ナハル様からの依頼をここにいるカトル=チェスターが請けるから内容精査をお願いするわ」

「ランクの内容精査ですね。かしこまりました。ではこちらに依頼内容をご記載下さい」

「ではヤム様お願いします」

「うむ」


 一連のやり取りが終わり、じいちゃんが達筆ですらすらと内容を書いていく。


「これで良いかのう?」

「承ります。精査に少々のお時間を頂きますので20分ほどしましたら3階の本部連絡室までお越し下さい。こちらが整理番号になります」


 そう言って受付のお姉さんはじいちゃんに大きく98番と書かれた番号札を渡してきた。


「それでは先に3階に行って待っていましょう」


 そう言うレヴィアに従って俺たちは階段を登っていく。


「今のが三つ目?」

「そう。いわゆるコネを使った依頼の請負ね。ギルドは手数料を受け取って依頼内容の困難度合いを査定しランク管理するの。仲介料が掛からないからコネのあるベテランは皆この方法で依頼を受けるケースが多いよ」


 なるほど。ギルドに払わない分の仲介料が浮けば依頼人、傭兵、双方にメリットがあるわけか。


「あれ? でもそれだと仲介料貰えないからギルドはかなり損することになるんじゃないの?」

「内情を詳しく聞いたわけではないけれど、ギルドで一番負担が大きいのは依頼を失敗した際の補償だそうよ」


 依頼を失敗するとその傭兵は保証金を失ってランクに関する降格査定を受けて終わりだが、ギルド側はそうはいかない。依頼人との信頼関係の為にも、補填をするべくギルド職員に強制ミッションをかけたり、緊急依頼を掛けて高ランクのメンバーに依頼品の確保をお願いしたりする。


「コネによる依頼請負なら、ギルドはその辺一切関知しないから手数料だけ貰って終われるわ。後は勝手に当事者同士で行うわけだから信用に傷はつかないし、余計な人員を裂かなくてもいいから都合が良いというわけよ」


 なるほど。うまく出来ているんだな。


「依頼の受け方については理解出来た? 何かわからないことがあれば聞きなさい」

「いや、よくわかりました」

「キミが何も知らないことの無謀さを理解できればそれに越したことはないよ」


 いや、そういう意味で言ったわけじゃないんだけど……。まあ、レヴィアが虐めっ子属性なのはもう慣れたけどさ。


「それより、ランクの話を教えて欲しい」

「ああ、そういう話だったね。――でも、さすがに話し疲れたよ。ちょっと休ませて」


 そう言うとレヴィアは待合室の長椅子に腰掛け空間魔法で取り出したお茶をおもむろに飲み始めた。

 ……ちぇっ。さっきもそんなこと言って後回しにされたしなあ。レヴィアはランクの事を俺に話したくないのかな。


「カトルよ、やる気満々じゃの」

「そりゃ、そうだよ! じいちゃん。青タグ目指して頑張るのが当面の課題だからね」


 レヴィアの隣に腰掛けたじいちゃんが目を細めて俺に笑顔を向ける。今日は薄手の長襦袢を着ているのだが、それでもその下から浮き出る完璧とも言える肉体美は見るものが見れば隠すことは出来ず、周囲からひそひそ話す声が聞こえてくる。それだけこの場に居るものは実力者が多い証なのだろう。


「キミ! ここでは大きな声で話さない!」


 むやみにはしゃいだのが耳障りだったのか、レヴィアが目を怒らせて注意してきた。

 でも何で突然そんな剣幕で怒り出したのかわからず、俺は目を白黒させ――やっとレヴィアの真意に気が付いた。


 ランクや青タグの話で不都合なこと、つまり今この場でカルミネの話題をしたくないってことだ。


 うーん。なぜそんなに目くじらを立てるのだろう?

 この辺りの機微が俺の認識不足なのかもしれないが、それならより一層、後で理由を聞く必要がありそうだ。


「ふぉっ、ふぉっ、ふぉっ。わしもカトルには甘いと思うておったが、レヴィアよ。お前もここ何日かで丸くなったのう」

「ヤム様……、お戯れが過ぎますわ」

「いや、それで良い。最善を尽くさず取り返しがつかなくなるよりはるかにマシじゃ。あれでのう、カトルは昔から……」


 じいちゃんとレヴィアが唐突にこそばゆい話をし始めた。その後ろではネーレウスが愛情に満ちた眼差しをこちらへ向けてくるのが何とも落ち着かない。

 もういいだろ、本当。

 孤島でもそうだった。俺を邪険に扱う奴らも居たが、それ以上に年寄り連中が集まると寄ってたかって俺を大事な孫、宝物と持て囃すんだ。そんな話をずっと聞かされたら、もういたたまれなくなる。


「番号札98番でお待ちの方、3番受付へどうぞ」


 ようやく俺たちの順番が来た。

 じいちゃんの昔語りが始まるタイミングでちょうど良かった。見ればレヴィアもちょっとホッとしている。年寄りの話は長いからな。

 

「ええっと、ヤム様の依頼ですが――少々込み入った話があり、奥の部屋までお越し下さい」

「了解よ。どうせそんなことだろうと思っていたわ」


 係りの職員がそのまま席を立つと俺たちを奥の部屋へ誘導する。

 レヴィアは最初からそれがわかっていたようにすぐに歩き始めた。俺も慌ててその後に続くが全く話が見えてこない。

 疑問に思い聞いてみると、レヴィアから返ってきたのは実に簡素な言葉だった。


「簡単な話よ。ギルドは濡れ手に粟ということね」

「――え?」


 そして、俺たちの前に文字の記載された石版が提示される。


『モンジベロ火山に行く途中で大量に見つかったとの報告があるサーベルタイガーの退治・捕獲』

『モンジベロ火山麓の洞窟奥にある空洞内の石質調査』


「……なんだこれ?」


 俺はそれを見るなりある人物の顔が思い浮かんでいた。ギルドマスターと面会した際、やたら資源調査に括っていたヴィオラの顔だ。


「こちらの内容を請け負って頂ければ相応の報酬を出すとギルドマスターが仰せです。ギルドからの正式な依頼と捉えて頂いて構いません」


 その職員の言葉に俺は思わずレヴィアを見る。


「精査するかわりに面倒ごとを押し付ける、という魂胆ね。どうする? 請けても請けなくてもキミはまだ灰タグだから影響は少ないよ」

「いや、明らかに影響あるだろ。だってこれ黄6とか白4とか書いてあるし」


 マリーがほとんど見かけないって言ってたはずの、高ランクの依頼だ。しかも内容としては結構楽なんじゃないか、これ。

 だがレヴィアは俺の言葉を聞いてあからさまに渋い顔になる。


「これだけでランクアップするわけではないけれど――まあキミなら請けるでしょうね。……ふう、まあいいわ。とりあえず、さっさと依頼をこなして帰ってらっしゃい。私が()()()()に出発する前にね。そうしたらもう少し具体的な指針を示してあげるよ」


 カルミネの事はここでは話さないんじゃなかったのかよっ! そう突っ込もうとして、俺はその言葉を飲み込んだ。

 レヴィアが真剣に向き合っているのがわかったからだ。


「わかった。絶対に早く戻るよ。そしたら――行く為に必要なことを全部教えてくれよな」

「約束しよう。本当はあまり気が進まないけれどね」

次回は20日までに更新予定です。


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