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青の大罪~最強の契約~  作者: 幽玄の奏者
第二章 才能開花編
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新しく、小説を書こうと思っています。いつにするかは未定です。もし、連載したら報告します。そしたら、そっちの作品も宜しくお願いします!

 説明会を開始する前に、食事と体を拭いた。…………ラッキースケベは無かった。くそぉう!あ、いや何でもないです。


「まずは、スキルの説明ですね。スキルとはこの世界の神が定めた技能のことだと言われています。」

「技能?」

「はい。例えば、剣で敵を斬るという行動に必要な技能が【剣術】ということですね。ですが、知っての通りスキルは後天的にも習得できるものもあります。だから、スキルとは技能の補助をするものと技そのものであることもあります。スキルは分類されています。」

「もしかして、アクションスキルとパッシブスキル?」


 持ち前のゲームやラノベ知識をフル活用して答えてみる。


「えぇ。よくわかりましたね?行動アクションスキルは行動を起こしたときに補助が、常時パッシブスキルは常に補助がかかります。それともう一つ。個性パーソナルスキルと言うものがあります。」

個性パーソナルスキル?」

「はい。その人だけのスキルです。これには職業にもあてはまるのですが…………。まぁ、今は良いです。それで、個性スキルはとても強力なスキルばかりで、所有者は十人にも満たないとてもレアなものです。大体の人が先天的ですが、条件を満たした場合のみ後天的にも習得できます。」


 本当に知らないことだらけだ。アースでは、スキルや職業について知るのは強くなるために必要不可欠、むしろ始めに行うことらしい。


「そして、スキルには武器と同じようにそれぞれの強さにランク分けされています。まず、後天的に習得が比較的簡単で一般的なスキルの《凡技》。後天的に習得が困難で持っていること自体が凄いスキルの《奥技》。持っている者はほぼいないと言われている究極の力の《秘技》。そして、神と同等の力。お伽噺だけの力。《神技》。とされています。」

「…………個性スキルはどこになるの?」

「個性スキルは神の理から外れた力なのでどれにもあたいしないそうです。」

「そんな力を持っている人がいるのか…………」


 これから強くなるのに欲しいけど…………。でも、そうすると僕のスキルはどれになるのだろう?


「さて、次は職業についてですね。えーと…………」

「あ!そういえばさ、グランデの職業って何なの?」


 あの強力な魔法を見ると、ただの魔術師ではないような気がする。


「話の腰を折らないで下さい!」

「いや、でもさ。そんな一気に覚えられないし、もう夜だし。今日はやめようよ。」


 外はすでに暗くなり、月の光が辺りを照らしていた。


「…………そう、ですね。分かりました。」

「う、うん。じゃあ、寝よっか?」

「…………はい。」


 しゅんとするグランデを見て、クールなグランデの意外な一面を見たと思うのと同時に、もう少し聞かせて?と擁護したくなってしまった。


 さて、寝ようと思ったが問題があった。ベッドが一つなのだ。


「グランデはベッドで良いよ」

「一緒に寝てもどうも思いませんけど…………?」


 えっ。良いのか?いや、そっちがそれで良いなら良いけど。じゃあ、とベッドに入り眠りについた。



「眠れない!」


 僕も男だ。童貞だ。童帝なのだ。こんな、仕方の無いことでも緊張するのだ。


「はぁ…………」


 外の空気を吸おうと外に出る。ふと、上を見上げると月が青く光っていた。これは、これで綺麗だなと思いながら右手を月に向かって伸ばしていた。手の甲に刻まれた紋章の色は月よりも青く光っていた。


「【召喚】アザゼル」


 ふと、気になり声に出してみるが反応が無い。だよな、と中に戻ろうとしたその時だった。右手の紋章が光り始めたので裏路地へと入る。


「理緒様、我が主よ。力になれず申し訳ありません!」

「いや、アザゼルはよくやってくれたよ。体の方はどう?」

「もう、大丈夫です。お心遣い感謝します。…………突然なのですが、お暇を頂きたく。」


 出てきたアザゼルは前と変わらない姿だった。傷などどこにもない。…………それよりも


「暇?一度、受託するともう呼べないんじゃ?」

「いえ、可能です。ただし、武器などの《器》を受託すればですが。」

「そうだったんだ…………。でも、受託ってランダムでしょ?」

「そんなことはありません。《器》は強力すぎるのであまり受託しないようにしています。」


 そんな説明うけてませんよ?ルシフェルさん?まぁ、いい。


「分かった。次に呼び出すには?」

「理緒様が強く念じれば。しかし、失礼ながら私は本当の力を取り戻すため暫くの間呼ばないで欲しいのです。」

「了解。じゃあ、【受託】アザゼル」


 アザゼルが青色の光に包まれ光の粒子となり、消えていく。アザゼルは強くなるための一歩を踏み出した。今度は僕の番だ。ふと、手に何かの感触があった。見てみると銀色のペンダントがあった。


「これが、器?」


 僕は急いで【鑑定】を使う。


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不可視のペンダント 神器級ゴットパーツ


 不可視の悪魔、アザゼルより受け渡されしペンダント。つけると、ペンダントは見えなくなる。


裏情報

 アザゼルを呼び出すための器。


固有スキル

 【透明化】【偽装】【収納倉庫】


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 ゴクリと生唾を飲み込む音が聞こえた。震える手を抑え、スキルを鑑定する。


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【透明化】五秒間だけ透明になる。一日一回。

【偽装】ステータスを隠せる。

【収納倉庫】アイテムボックス。無限に入る。 


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「はは、は。」


 乾いた笑いしか出てこない。これが、最強と呼ばれる神器級。これを受託させない理由がよくわかった。


「…………寝よう」


 僕は眠りについた。勿論、ベッドで。


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