プロローグ(始)
ふと思いついた内容です。
そこそこのところまでは頭の中で作ったので、アウトプットしてみたいと思い書きました。
これは、かつて人間と魔族が同じ世界で暮らしていた時代の物語。
人間が魔の血を浴びればその者は魔族と成り、魔族が人の血を浴びれば人間と成す。
人は魔族になることを恐れた。 故に魔族との争いを避け、その血を浴びることを回避してきた。
だが、魔族の中に人間になりたい、そして人間と親しくしたい。 そう願う者がいるのも事実だった。
魔族故に人間を愛せず、魔族故に人間から忌み嫌われる。
そんな魔族の者は、隠れて人間を襲い、その血を浴びて人になることも少なくなかった。
人間と魔族、相容れぬ関係の種族。
ただ一つだけ、種族を越えて同じ言の葉を紡ぐ。
「神は何故このような仕組みを作ってしまったのか」
その仕組みに疑問を持つ……否。
その仕組みの意味を知る為に立ち上がった人間と魔族がいた。
それが、この時代の物語。
『人魔大戦』を引き起こさぬように、世界の在り方を変えようと奮闘した者達の物語である。
次から物語の本編が始まります。
自分の書き方が基本長く書くではなく、短く書く方がモチベーションが保てるので、ちと短めかもです。
もしよかったら続けて読んで頂けたら幸いでございますです。