陰と陽
これまでにも何度か頭の中に巡ってきたこと
目は開いていて
耳は聞こえているのに
外部の情報が己の中に入ってこない
ただただ自己の内部が不完全燃焼で
他人との関わりなどに意識を向ける事が出来ない
世界は明るいと思えたなら
きっと
今の己に何か光明が見出せてるとは思うが
暗黒世界がドップリと身体に覆っているのは
世界から見放された人である事の象徴
膝をたたんで疼くまる
世界の形成である陰と陽
陰の部分があまりにも巨大過ぎて
身体が軋む音がする
陽の世界は
もはや無縁であるとしか思えない