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詩の目次

戦争が来たりて

作者: 冬野三月

ある日戦争がやって来て

生活は異世界と隣り合わせになった


僕も誰でも今日にも死ぬかもしれず

だから他人のために戦って殺して死んでいく兵士が集められている


「お国のために死ね殺せ」


はっきり言って 僕は死ぬのが恐い

だから部屋に閉じ籠って戦争から少しでも遠ざかろうと足掻あがいている


僕はもう誰とも会えない

世界が決めた正しさが 僕を世界からはじきき出した

戦争はまず始めに“人が生きる自由”を殺したのだと今わかる


正しさが言葉になって行動になって暴力になって新たな国家を創り上げる


僕は逃げて逃げて逃げて

だけど とうとうどこにも逃げられなくなった


部屋の外からは戦争の“声”が絶え間なく響いてくる

僕は残った両手でただ自分の耳を塞ぐ

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