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Ancient seekers〜古代の調査者達  作者: すぺくたー
1/1

古代を解き明かす旅へ

はいこんにちは、すぺくたーです!

初めてのシリーズ物です!

いやー、小説書くってこんなに眠くなるもんなんですね。

国語の授業受けてるみたいだった笑

よっぽどそれよりか面白かったけどね

ってことで第1話になります!

こっから後は再来週の水曜ですね、

来週はちょうど用事と重なりまして……

今言ったことでも分かる通り、

毎週水曜更新にします!

多少遅れることもあるけど、許してクレメンス

では、第1話



どうぞ!!!!




Ancient seekers〜古代の調査者達


第1話:全ての始まり



いつからだろう、魔法で人助けをしたいと思い始めたのは

そう、確かあれは約5年前だ。



5年前・エルトランド・アリア王国・トンビ村

================================


「おいレン!どこに行くんだ?」


近所のおじさんに止められた。

まぁ近所と言ってもこの村だとみんな近所だ。

おじさんは炎魔法でタバコに火をつけながら

こちらを見て言ってきた


「ちょっとヘキラ森に!」


おじさんの返事を聞く前にまたヘキラ森へ向かって走り出した。

おじさんに少し停められたからか、風を肌に受けていても、うっすら汗が滲んできた。

だけど、不思議と疲れはしなかった。


「またか……レンのやつヘキラ森になんて。

なんで毎日行ってるんだ。

特に何かある訳でもないし。

しかもあそこは魔獣が出るし、危険だ。

まぁ、何もなけりゃいいんだが。」


ヘキラ森に風を受けながら走って向かっていると、1人の同年齢の程の子供が手をこちらに振っているのが見えた。

目を凝らしながら近づいていると、大方予想はできていたが、やはり友達だった。


「レーン!

遅いぞ!珍しいな、レンが遅れるなんて!

初めてじゃないか?」


話し始めるなり、いきなり遅れたことを攻めてきた。

まぁ、実際遅れたのは事実だししょうがないことだ。


「ごめんアレフ!

母さんの洗濯を手伝ってて。

確かに初めてかもね、珍しく時間が被っちゃった。

時間調整は完璧だったはずなのになぁ。」


いつも母さんが洗濯を始める時間よりも早くでてくるようにしているのに、今日はいつもと比べて、洗濯を始めるのが早かった。


「とりあえず、早く行くよ!

早く全部掘り起こしてみたいな!」


そう放つと、アレフは森の方へこっちに手招きしながら走っていった。

確かに早く見てみたい。


ヘキラ森・交易路の外れの広場


それに気づいたのはアレフと、森で鬼ごっこをしている時だった。

アレフが急にコケたから何があったのかとみたら、石版の様なものの端っこが出ていた。

僕らはそれが異様にきになり、1週間ほど掘り続けていたのだ。


「レン、今日中には掘り出せそうじゃない?」


石版は残すところあと半分掘り起こせばいい所まで掘っていた。

あと少し掘れば後は体重をかければ、てこの原理で掘り起こせるだろうと思っていた


「そうだな、楽しみだ!」


小一時間ほど、小さい石で掘り起こしていた。

少し掘り起こせたところで、アレフが


「もうそろそろいいんじゃない?

力かければ抜けそう!」


後は既に掘り起こした側の端っこに体重をかければよかった。


「よし、やってみるよ!」


僕は石版の端っこに体重をかけた。

すると、埋まっていた部分の土にどんどんヒビが入っていき、土が上に舞い上がると同時に石版が抜けた。

すると、白色の光のオーブのようなものが、石版から飛び出した。

予想外の現象に、僕達は声もあげれず動かなかった。

すると、そのオーブはレンの胸に向かってきた

やっと体を動かせるようになって

避けようと思ったけど、思ったよりオーブの速度は速かった。


「うわああああああ!!」


オーブはレンの胸を貫通したかに思えたが、1度体の中に入った白いオーブはその後ろ側から再び飛び出すことはなかった。

何が起きたかは分からず、立ち尽くしているレン達の耳に、急に大きい音が聞こえて、正気に戻った。


「えっ?なんの音?」


聞こえたのは、熊か何かのようなけたましい声だった。

レンは状況の重大さが分からないため、砕けた笑顔でアレフに質問を投げかけていた。

だが、アレフはそうではなかった。

顔を真っ青にして彼がみている方向から来ていたのは


「魔獣だ!!!!!逃げろ!!!」


全身が青い毛で覆われた角の生えた熊だった。

大きさはゆうに5mを超えており、木々を薙ぎ倒しながらこちらに向かってきていた。

そんな姿を見て恐怖を感じないものはいないだろう。

彼らは直ぐにその場から走り出した。

2人とも目指す先は村だった。


「ハアハアハァハァ……」


呼吸間隔がどんどん短くなってくる

けれども、一向に森から抜けられる気がしなかった。


(村にさえ行けば、おじさんや母さんがいる!

早く逃げないと!!)


「うっ、」


アレフの声が聞こえた。

後ろを一瞬振り向くと、アレフが石につまづいてコケていた。

しかし、その後ろからは魔獣が雄叫びをあげながら近づいてきていた。


(アレフアレフアレフ、死んじゃダメだ!)


気づいたら体はアレフに近づき、アレフが立ち上がる手伝いをしていた。

しかし、まだ年端も行かない10歳の少年だ。

痛みで立ち上がれそうではなかった。


「アレフ!!頑張って!!!」


必死にアレフの手を掴み、立ち上がらせようとするが、一向に立てなかった。

その瞬間にも、無慈悲に魔獣は近づいてきていた。

どんどん雄叫びと、足音が大きくなってくる


「ガアアアアアアアアアア!!」


空気をきる音が聞こえた。

腕を振りかぶっているのだろう。

もうダメだ、と二人は思った。

死ぬ覚悟を初めてした。

しかし、まだ諦めるには早かった。


「うっ………………?」


目を閉じていた2人は、一向に何も感じない背中に違和感を感じた。

勇気を振り絞って後ろを振り向くと、急に熊が

背中に爪が当たる寸前で止まっていた。

前方に人の気配を感じて前の方を向いた。

すると、


「大丈夫?君達」


魔法で作ったのだろう、炎の剣を持った白髪の男の人がたっていた。

年齢は20辺りだろう。

その人は平然と自分達に手を差し伸べていたが、まだ魔獣は生きている。


「危ないよ!魔獣が!」


だが、しかし、その瞬間後ろからものすごい音がした。

地面も揺れて、驚きを隠せなかった。

後ろをもう一度振り返ると


「もう大丈夫だよ。

魔獣なんか居ないよ。」


ピッタリ目と目の間から真っ二つに縦に切れた魔獣が仰向けに倒れていた。

すぐには理解出来なかったが、この人がやったのだろうと思った。

その後、その人は僕達を村まで送り届けてくれた。


「母さん!」


村につくと、心配そうに森の方をみる村民達がいた。その中にいる母を見つけるとレン、アレフ共に自分の母の胸に飛び込んだ。

涙が止まらなかった。

良く考えればそうだ。魔獣に殺されかけるという死に際の体験をしたのだから。

概ね、10歳の少年達がしていい経験では無い。

助けてくれた人はいつの間にかいなくなっていた。

助けてくれた、ただそれだけなのに、それからずっとあの人の事を忘れられない。

憧れと言っていいのだろうか。



現在

==============================



「……い……ろ……ん」


「おい!起きろレン!」


急に頬に強い痛みを感じた。

アレフが僕の頬をつねっていた。

馬車に乗っていて寝てしまっていたのだろう。

出発した時は朝、日の出の時間帯だったのに、今はすっかり日が上まで昇って来ていた。


「痛いよアレフ、もうそろそろ着くの?」


そうだ、僕は今、1番近いところにある、聖堂に向かっていたんだ。

神から魔法を授かるために。



to be continued……


はい、こんにちはまたまたすぺくたーです

ほとんどプロローグでしたね笑

次回からはちゃんと進みますので!

ぜひぜひ次も読んでください!

ありがとうございました

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