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僕の母親は口が悪い

作者: Y.A

 父が定年退職して帰ってきた。

はじめのうちは、両親がお互い長い時間を共にすると

思っていたらしく、花札をしていた。

しかし、数か月程で思ったような老後ではなくなる。

父親の厚生年金が思った程多くなく。

お金がない父親を母親が一度、怒鳴ったことがきっかけである。

一度、他人に怒りの感情が沸くと、なかなか元には戻らないようだ。

毎日、同じ家に居るとなおさらだろう。

だんだん、母親が父親に怒りを覚える頻度が多くなり、

ついには毎日、何かしら欠点や、気に入らない事を見つけては

攻撃し始める。

こうなってくると、もう穏やかな老後はないだろう。

一緒に住んでいる住民にも悪い口が向かってくる、

 段々、エスカレートしていく。

外食すると味に文句を言い。

車を運転すると前の車に文句を言う。

ついに、何かしらにつけ文句を言うようになり。

一緒に食事する家族にまで、

食べる速さを強要し始めた。

 僕たちの母親は、もう元には戻らないだろう。

それは、誰も止める人がいないから。

家族も母親に気を遣うのが当たり前になり、

誰も否定しない。

母はその事に気が付いていないようだ。

歳をとると、どうなるだろう。

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