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転生...?

 いやまじでここどこだ?世界が真っ白になって驚いてたら、急に場所が変わって森の中にいるいるとかどこの転生系ラノベだよ。ついに俺にもチート能力と美少女ヒロインをゲットする時がきちゃったのかよ。

 そんなバカなことを考えていると、視界にいろいろなものが追加されていることに気付く。左下には黄緑色の1本のゲージがあり、今は最大までたまっている状態だ。左上には、正方形の中心に点が打たれている図がある。その図に意識を向けていると図が大きくなった。


 「おぉ!これはマップか!!じゃあもう対戦は始まっていて、ここはゲームの中ってことだな。」


 どうやら転生したわけではなかったようだ。べっ...べつに美少女ヒロインを期待してたわけじゃないからね!!


 「っとすると、左下のゲージはHPっぽいな。そういえば俺武器持ってないんだけど。」


 身体を触ってみても武器らしき物はない。ならばと、周りを見渡してみるとちょうど真後ろの足元になにやら、細長い箱があった。


 「なにが出るかな〜♪ん?これは...斧だ!!」


 斧をタップしてみると、ステータスウィンドウが表示された。


 『初期の斧 耐久値100/100 攻撃力+0 斧術使用不可 ゲーム開始時に入手可能。木を切るために使用する。』


 なるほど。このゲームは自分で材料を集めて、武器を作らなくてはいけないらしい。


 「そうと分かれば、早速木こりだな。」


 斧を手に取ると、視界中央の下あたりに8つの正方形が現れ、その一番左に斧のアイコンが表示され、手元から斧が消えた。不思議に思い、斧のアイコンに意識を向けると、斧が手元に現れ、斧のアイコンが消えた。


 「アイテムは8つまでストレージに入れられるっぽいな。出入れは自由にできるっぽいし、なかなか使い勝手が良さそうだな。」


 長年のソシャゲ歴からゲームの考察をしつつ、斧を持って木の前に立つ。そして、斧を振りかぶり....


 「ふっ!!」


 声と共に1回2回と木に斧を叩きつけた。そして、3回目を行おうと斧振りかぶると同時に、


 バキボキボキィ...


 豪快な音を立てながら倒れた。そして驚いたことに、折れた木が地面につくと光に包まれ、光が収まると綺麗な形に成形された丸太10本に変わった。


 「さすがゲーム....なんでもありだな。」


 斧をストレージに収納した後、とりあえず切った木を回収しようと、10本の丸太に触れた。すると、斧のアイコンの隣に木の丸太のアイコンが現れ、下部に10と表示された。


 「同じ種類のモノは、一つの枠にまとめて入れられるのか。上限は幾つなんだろう?」


 好奇心に従い、もう1本木を切ろうと近くに生えている木に近づいている途中、突然視界にメッセージが表示された。


 『第1回行動可能区域縮小!!縮小開始まで後10秒!!!』


 なるほど。時間が経つにつれ、敵と出会いやすくなるってことか。ってか俺まだなんも武器持ってなくね!!これ結構まずい香りがするんだが!!!


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