妖怪:髪焼き
深夜、綺麗な長い赤髪の3人の美女が妖怪によって暗い廃墟の床下に誘われていた。その美女達の真っ赤な身長より長いロングヘアは隙間風でサラサラと靡いている。一人は三つ編み、一人はポニーテール、一人は零れるほどに大きくカーブした髪型をしていた。
三人とも面識はない。ただ真っ赤な長い髪の美女であるという事だけが共通していた。
妖怪は妖力を使って、三人に電撃と火炎放射をお見舞いした。
ビリリリリリリリ!!!
ブォーーーーー!!
三人は電撃を帯びた火炎に覆われた。
「きゃああああああああああ!!!!!!!!」
その火炎の残り火が、美女の三つ編みの毛先に引火した。
「いやあ!燃えてる燃えてる~~~~~!!私の誇りの長い赤髪がああああああ!!!」
三つ編みの美女は女の子走りで、必死に走り回った。
「うわー、火の玉だ!」
行方不明の三人の捜索にきていた探索隊はそれを火の玉だと見間違えた。
その時、髪が燃え尽きた。
「あーーん、私の命より大切な長い赤髪がーーーー!!キューティクルがーーーー!!!」
妖怪はまた、三人に電撃と火炎放射をお見舞いした。
ビリリリリリリリ!!!
ブォーーーーー!!
三人は電撃を帯びた火炎に覆われた。
その火炎の残り火が、美女のポニーテールの毛先に引火した。
「いゃーーん!!!私の完璧な赤髪がああ!!私の美しすぎる赤髪があああ!!!」
ポニーテールの美女は女の子走りで、必死に走り回った。
「うわー、また火の玉だ!」
探索隊はまた火の玉だと見間違えた。
その時、髪が燃え尽きた。
「やーーん!私の命より大事な赤い長髪がーーー!!サラサラつやつやヘアがーーーー!!!」
妖怪はまた、三人に電撃と火炎放射をお見舞いした。
ビリリリリリリリ!!!
ブォーーーーー!!
三人は電撃を帯びた火炎に覆われた。
その火炎の残り火が、美女のカーブした髪の毛先に引火した。
「Nooooo!!!!My gorgeous hair is my one true love!!!!」
カーブした髪の美女は女の子走りで、必死に走り回った。
「うわー、またまた火の玉だ!」
探索隊はまたまた火の玉だと見間違え、恐ろしくなり廃墟から逃げ出した。
その時、髪が燃え尽きた。
「I'd been having a lot of crowning glory. My resplendent hair!」
綺麗な長い赤髪だった女たちはショック死し、妖怪たちに冷凍された。三人の無様な姿は冷凍保存されて残り続けるのだった。




