第参ノ巻「輝夜姫と普通の魔法使い」
僕たちはしばらく竹の中の金を集めて、神社に帰って来た。
「さっきの数十分でかなり儲かったわ〜。それにしても不思議なこともあるものね。竹から金とか、あなたは変な力持ってるし…。まぁそれより不思議なことは、この子よね…。」
霊夢はあの竹の中から出て来た小さな少女を見て言った。
「ねぇ、この子はその物語ではどうなってるの?」
「最初はおじいさんおばあさんに育てられて、たった3ヶ月くらいで大人になるんだ。でも、この物語とは環境が違うし、必ずしも物語通りになるとは限らないかもしれない。」
「ん〜、私子供育てたことないからな〜。」
連れて来たはいいが、色々な問題を抱えてることに気がついた。この人に頼むのは無理かなと、二人で悩んでいると、足音が聞こえて来た。
「おーい霊夢〜、遊びに来てやったぜ〜。って誰だそいつ?!霊夢が男といるの珍しいな。」
男口調で部屋に上がって来たのは金髪で帽子を被った一人の少女だった。
「魔理沙、いらっしゃい。」
「…魔理沙…?」
「あぁ、あなたは会うの初めてだったわね。」
「自己紹介するぜ。私の名前は霧雨魔理沙!普通の魔法使いだ!お前はなんて名前なんだ?って、なんだなんだそのちっちゃい女の子!?」
「…あの、色々ありまして…。」
☆少年説明中☆
「なるほどな。お前は記憶喪失で、それでここに来るときにこの小さいのを見つけたと…。よくわからんな…。」
「今なるほどなって言いませんでしたか?」
「それでなんだっけ?こいつの育て方か?」
「えぇ、私子供なんてもちろんいないから、自信ないのよ…。ただ食わして寝かせるだけじゃダメだろうし…。」
「なら私が育ててやろうか?」
「いや、魔理沙が育てたらなんかすぐ死んじゃいそう。」
「解せぬ。じゃあ妖夢にでも頼んだらどうだ?」
「…妖夢?」
「白玉楼ってとこにするでる半人半霊の女の子よ。」
「あいつなら幽々子の世話してるから、子供の世話もできるんじゃないか?」
「そうね。頼むだけ頼んでみましょう。」
「そういえば、この子の名前はなんて言うんだ?」
「えっと、物語の中では"かぐや姫"と呼ばれています。"なよ竹のかぐや姫"と。」
「じゃあかぐや姫でいいじゃないか。」
「でも何か適当じゃない?その本に載ってるからって…。」
「そうか?この子にはぴったりな名前だと思うぜ?きっと、星が輝く夜空のようにとても美しい大人になると思うぜ!よし、お前の名前は"輝夜姫"で決定だ!」
「まぁいいわ。とりあえず早く妖夢のいる白玉楼に行きましょう。」
こうして霊夢、魔理沙、輝夜姫、僕を含む4人は、白玉楼へと向かっていった。




