表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
2/2

hana 第2章

hana第2章の書き直しです。

ぜひ、前の台本書きを見た人はこちらも見てください。



第二章 出会い


また、いつもの日常だ…。

朝起き、冷たい水を浴び、犬の散歩をして、母親と自分の朝ごはんを作り、ついでに弁当を作る。

いつも通りだ…

だが今日は家に人が来る!

この少し変わった日常に少しだけ胸が踊る。

学校はつまらない…。

変わった事がなかったらただの繰り返し…。

今日がまた始まる…。

そんな言葉を漏らし、憂鬱にチャリを走らせる。


「おせ〜ぞ蓮」

「ほんと遅い」


今日は少し弁当に時間を使いすぎた。

そのため集合時間に遅れてしまった。

集合時間は8時ジャスト。

一人だと15分で着く道も、2ケツしている翔がいると20分かかる。


少し走り、田んぼと畑の境目が三人の集合場所。

(翔の後ろは桜の特等席だ)

そして、どーでもいい話をして学校に向かう。

この何もない平和な田んぼ道が、約10分続く。

そして、坂道の林道を抜ける。

自然と自転車のスピードが上がり、髪が逆立つ。

いつもはしゃいでる翔と桜を見ながら、学校に向かう。


学校に着き、同じ靴箱に靴を入れ、同じ教室に向かう。

全くいつも通りだ…と思った束の間。

教室がざわついている…。


翔が教室に走る。

「なんかあったん?」

「今日クラスに転校生来るらしい。しかも女!」

「マジで!」


少し遅れて蓮が教室に入る。

「なんかあったのか?」


そこには、いつにも増して目を輝かせる翔がいる。

「聞いて驚くな。転校生だ。しかも女…なまら可愛かったらどうしよう。」


テンションが上がっている翔を見て、ため息を漏らす。

「お前は朝からテンション高いな…きついわ…」

「お前が低すぎなんだよ」


どう考えても翔が高すぎるのは誰が見ても分かる…

「悪かったな。朝からしけたツラして」


別に嬉しくないわけではない…

むしろいつもの日常に転校生というスパイスがついて嬉しいくらいだ。

俺は自身の心の中に、日常が少しでも変わるという嬉しさの(ガッツポーズ)を隠した。


そこに部活の話をする為に職員室に行った桜がきた。

「転校生、職員室からチラッと見えたけど…めっちゃ可愛いよ!」

「おぉぉぉぉ〜」クラス中がざわめいた。

「もー朝からうるっさいわ」


そんな言葉が届くわけもなく、クラスの男子はうるさくなる一方だ。


「トイレ行ってくるわ。

翔…遅れたら適当になんか言っといてくれ」

「りょうかーい」


分かっているか心配になりながらトイレに向かう…

その時だった。誰かとぶつかった…

これは…伊吹だ。


「ごめん橘くん…」

「こっちこそごめん…考え事しとったわ。」


ぶつかった瞬間 心臓が飛び出るくらいドキッとした。

少し頰を赤らめながら謝る伊吹。

もう少し何か話せばよかった。

そんなことを考えていると先生がやって来た


「はーい席に着いて!朝のHR始めるよ〜」


先生が来た瞬間。

クラスの目立ちたがりの男子が質問をする。

「今日転校生が来るってほんとですかー?」

「あら、みんな知ってるのか…なら最初に紹介したほうがいいわね。入っていーわよー」


ガラガラ。扉を開け入ってきたのは…女の子だ。

黒髪で、長さはセミロングと言うのか。

身長は思ったよりも高い。

チラッと見えるくせっ毛が魅力的だ。

そしえ何より…(可愛かった)。

クラスの男子は一瞬にして釘付けだ。

ほぼみんな第一印象は決まりだろう。


しかし蓮の第一印象は全く違った。

入ってきた女の子はどこかで見た事がある…

だが、思い出せない。どこがであった事がある?

そんな事が頭をよぎる。。


「そんなわけない…か。」


???「初めまして七瀬 葵です。」


この出会いが自分の人生を大きく変える事を…

今の自分は…知るよしもなかった。

続く…

















評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ