297 サッカー部狂想曲(その7)
「えっと何でしたっけ?
『挨拶をしろ!』
でしたっけ?」
しっかりと生徒手帳のメモ欄に書かせて貰う
証拠は大事だからな
たとえ聖職者といえども所詮は人間
間違えることはあるのだよ
・・・昔は教師というだけで尊敬されていた
それだけ人格品格資格が凄かった、と言う訳だね
だが昭和も終わりの頃になるとだいぶあやしくなる
平成、令和と時代を経るに従いダダ下がり
性職者とか言われる始末
そりゃ女子高生とか女子中学生とか女子小学生とかが目の前に居れば欲望が山積みされるのは判るよ
そこをグッと抑えるのが大人ってものじゃん
・・・結婚でもして妻に有り余る欲望を叩きつければいいんじゃね?
笑って許してくれると思うぞ
いや逆に絶倫過ぎると嫌われて山か海か嫌いな方に捨てられるような気もすけどさ
話を戻そう
担任教師が喧嘩を売ってきた
高値で買った ←いまココ
誰に?
なぜ?
え?他のクラスメイトには言っていない?
なぜボクだけ?
次々に質問した上に返事をメモしていった
もっとも最後の質問に先生は答えられなかったけどね
そりゃそうだ
はっきり言ってイジメだもの
人を勝手に悪者にして仲良くしろと上から目線で命令した
・・・まじでやばいくね?
将来どころか今が心配な教師(笑)
さすがに見下したのは無意識だったけど今では自覚はあるようだ
いややらせたのはボクだけど
どこかのヨロヨロのトレンチコートを着た刑事が熱心にメモをする
それを見た犯罪者が心理的に追い詰められる
真似させて頂きました
あれは名作なんだ
参考にするのも当然だよね
なにせ有罪率100%
あやかりました
・・・たぶん先生も見たことあるんじゃないかな
昭和の時代なら何度も再放送されているから
なにせ奥様も有名人だし?
いや多分見ていることだろう
さぞメモを取り上げたくて仕方がなかったことだろう
でもできません
生徒手帳だもの
さすがに先生でも生徒手帳なら取り上げられない
いや普通の手帳なら適当な事を言って没収して証拠隠滅をされていたことだろう
・・・先生を1mgも信用していないボク
当然だ
40年も生きるとね人を信じなくなるんだよ
所詮大人なんて身体が大きいだけの子供
担任は証拠隠滅できないので悶々としていた
自分を破滅させるかもしれない証拠が目の前にある(かもしれない)
断罪する気満々で隠す気が全くない生徒
さぞゴーストが囁いていることだろう(笑)




