241 練習メニュ―を決めよう(その6)
第三者目線です
木下の練習メニューを公開した時のお話です
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「なあ本当にいいのか?」
木下はサッカー部の面々にそう言っていた
練習メニューは自分で作るものだ
作れないからといって木下のを見るのはいいのか?
いわばカンニングしたようなものだ
自分で苦労して考えなければ身に付かない
アスリートがそれでいいのか
それが木下の主張だった
・・・残念ながらアスリートなどどいう言葉は昭和の時代にはなかった
それゆえせっかくの主張も理解不能な雑音と化していた
認めたくないものである
若さゆえのあやまちというのは
一方、部内でも頭脳担当である上杉と斎藤は
お前らはダメ人間だ
と権外に言われていることに気が付いていた
そこはもう少しオブラートに包もうよ!
正直な感想だった
もっとも突っ込んだら話がややこしくなるから言わない
どうやら木下の扱いに慣れてきたらしい
・・・人間どんなことでも慣れるものである
「オレの目標は県大会優勝だ」
木下が言った途端、聞いた全員が
「「「「「「「「え?」」」」」」」」
と声を上げた
目標低すぎじゃん(じゃないか、だよね、だろ)
皆の心が一つになっていた
大体木下ならば全国制覇だって不可能ではないはずだ
ヘタしたらたった一人で相手に切り込んで行ってゴールするのではないか?
そしてバッタバッタとなぎ倒して全国制覇して高笑いすることだろう
皆が同じことを考えた
・・・とんだ人外認定である
人間信用が第一であると言いたいものである
話が脱線したようなので元に戻す
はっきりって異質
歩く不条理
天才ならぬ天災
そんな人間の目標が県大会優勝なんてありえない
皆の心が一つになるのも当然である
・・・ここまで勘ちがいされている主人公も珍しいといえる
ギャグか?
一瞬そう思った
でも顔を見る限り真面目に言っているようだった
バ○と天○は紙一重
皆の心が一つになっていた




