235 サッカ―部を作ろう(その6)
「顧問が見つからない」
そう言って小川達が昼休みに押し掛けてきた
知らんがな!
マジで思った
いやねサッカー部を作ろうとしたらしいんだよ
顧問の先生が必要だから体育教師にお願いしに行ったそうだ
そしたら見事に断られた
そりゃそうだ
今は昭和だよ
男子の部活といえば野球だ
そりゃサッかーなんて地味な競技の顧問をする教師はいないわな
・・・逆にいたら驚きだ(実話)
実際にいないから困って木下の所に相談に来た訳だ
なんか理不尽に怒られたような気がする
気のせいかな?
そう言うと目の前の5人が目を逸らした
どうやら思い当たる節があるらしい(ニヤニヤ)
だから
偉そうにしておきながら困ったときだけ人を頼るのはどうかと思う(意訳)
と言ってみた
・・・ハチとカナちゃんは呆れていたな
また始まった
そんな顔をしていた
いいじゃないか
男子は好きな子をイジメるもんだよ
・・・というのは建前だ
イイ子でいるのは結構大変なんだよ
最後にはストレスがたまって体調を崩すんだ
だから不平や不満はできるだけ吐き出した方が良いんだよ
社畜アルアルネタでした
しかし言っている場所が教室だったのが悪かったらしい
オレの小言を聞いていた無関係な奴が
「友達だろ!」
と怒ってきた
どうやら小川達の誰かのおな小(おなじ小学校)の友達のようだ
自分が悪いのを認めないどころか、それを棚に上げて他人から責めさせる?
ずいぶんご立派だな?
にこやかに言ってみた
・・・根性が曲がっている自覚はある
でもね、社畜はね、相手のミスは絶対に見逃さないんだよ
そして食らいついて絶対に離れない
後日に回したら絶対に惚けられるからな(実話【涙】)
「なにおっ!?」
なんか外野が言っている
でも目は五人から外さない
外した方が負けるんだ
いや眼付は正しい方が勝つんだ
もちろんオレが勝った
身体は子供
頭脳は大人
名探偵レンレンの設定は伊達ではないんだよ
・・・オレの設定を忘れていたなら最初から読んでくれ
コホン
失礼
話を戻す
え?
外野?
なんか涙目だったぞ
自業自得というものだ
無自覚な正義感いうのはやっかいだ
テロリストか政治家か宗教と同じくらいヤバい
タチの悪い洗脳だよ
いやマジな話
被害に会うたびに死ねよ!、と思う
自分達の中でやっているなら文句を言わん
人を撒きこむなと言いたい
・・・そんなのとつるむと人間強度が下がるから要注意だと声を大にして言いたい
・・・なんか話がズレにズレたような気がする
大丈夫か作者?
まあ勝ったからには仕方がない
策を授けて進ぜよう
え?
勝ったのに教えるのはオカシイ?
どっちが上かが確定したんだ
上のモンが下のモンの面倒をみるのが社畜ってものだ
極主○道の世界と同じさね
あ、監督の話だけど体育の先生がダメだったらしい
だから英語の先生にたのめばよいんじゃね?
そう言っておいた
体育の先生じゃないとダメってわけじゃないからな
某野球マンガとか某柔道マンガとかだと国語や社会科だったはず
要は教師であればだれでもよい
その証拠に某空手マンガだと理事長に頼もうとしていたからな
オレのアドバイスを半信半疑で聞いている小川達
ふっ、重力に、ではなく常識に魂を縛られたオールドタイプめ
オレのアドバイスを受け入れないのなら修正だ!
そう思い拳を握ってプルプルしていたら流石にヤバいと思ったらしい
「頼んでみる!」
そう言って逃げ出した
木下は
血と恐怖で従わせるのは正義だ!
と実感したね
結局、英語の先生が引き受けてくれたそうです
こうして無事にサッカー部になりました
だから言ったじゃん
オレだけでも作れるって!
世界の中心で大声で叫びたくなった




