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232 サッカ―部を作ろう(その3)
「木下蓮だろ?」
見ず知らずの人間が声をかけてきた
・・・ひさしぶりに名前を呼ばれたような気がするのは気のせいか?
ここで違うって言ったら面白いだろうな
そう思うオレの心は汚れていた
・・・社畜をしているとね歪むんだよ、心が
まあ子供相手にそんな大人げないことはしないけどな
もちろん
「うん」
と答えた
そして始まる自己紹介
声をかけてきたやつ ~上杉という名前らしい~ が音頭をとって順番に紹介が始まった
コミュ力が半端ないな!
上杉とおな小(同じ小学校)なのが小川
身長は杉よりもちょっとだけ低い
・・・大川だったら笑ったのにな、ラブ○ンみたいに
目が細いのが斎藤
・・・幕末だったら剣を振りまわしていたんじゃね?
一番チビなのが吉田
女子と同じくらいの身長だ
いや背の高い女子よりは低い?
短気っぽいので「ちび」って呼んだら怒らせそうだ
その吉田にくっついているのが三橋
こっちの身長は平均よりも頭一個分くらい高い
・・・巨神兵と言いたい
吉田と三橋で凸凹コンビだな
オレはそう思った
「そっちは木下と澤と蜂須賀だろ?」
上杉はオレの連れの名前まで把握していた
なにそれ?
こいつはどんだけ人の名前を憶えているんだよ!?
とツッコミたい
「とりあえず8人いるからあと3人だよな」
いつの間にかサッカー部のメンツに入っていた
上杉の将来はオレオレ詐欺かもしれん、と思った




