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2 おはよう

「おはよう」


階段を下りて、ダイニングに行って朝の挨拶をしました


そしたら


「ええっ、自分で起きてきた?!今日は雨、いや槍が降るのかも!?」


と言われました






わが母親ながら酷い言いようです


そう思っていると、


「ようや普通になってくれた・・・」


そういってエプロンで涙を拭いてました






「朝は何度起こしても起きないわ、


起きたと思ったらランドセルと着替えを持ってきて着替えながら食べるは、


お味噌汁にご飯を入れてかき込むようにして食べるは、


歯磨きしながらトイレに入るは

   ・

   ・

   ・

   ・

   ・

それが自分で起きるようになるとは・・・」







すみません、オレが間違っていました





しかし昨日までのオレ、何やってたんだよ










「育て方を間違えたと思ってたわ、私が変なのかとも思っていた・・・」


ちょっとまってくれ、おかあさん


あなたはこの後、もう少ししたら


「シミがー」


とか


「シワがー」


とか大騒ぎした上にお高い化粧品を買いまくった上


真夏の暑い盛りに、長手袋と日傘と弩デカイサングラスとマスクをするようになりますからー





変過ぎて「ヤメテ」って言っても聞きませんからー


残念なのは血筋です


っていうかオレが変なのは親の血をドンブラコと受け継いでいるからですからー

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― 新着の感想 ―
久しぶりに地の文がですます調の小説に出会った……
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