表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
165/348

164 キャプテンはじめました(その10)

そろそろ試合で負けないといけないな


チームBの試合を見ていた思った


だってほら、常勝はマズイでしょ




このままいくと、主人公達が負けないからってドンドン敵を強くしていった末、どっちもリアルでは使えそうもない技使っているマンガとアニメと同じ道だし?


話がおかしくなって人気が落ちる、だし?


・・・誰だ?元から人気がないから落ちようがないとか突っ込んでいるやつは






ここで定例の状況説明だ




現在は大会の真っ最中


準決勝の第五試合はチームBが奮戦中


・・・ちなみに出番のないオレ達チームF、Gはマッタリ観戦中





え?


チームF、チームG、チームBの順なら第五試合はチームGじゃないのか、ですかい?




そこはほら、オーダーを変えてみました


てっきりチームGがくると思っていたのにBが来たと判った時の相手チームの選手と監督の顔は見物だった


どこかの黄色い軍服を着た行動が大げさなヤツみたいだったな


目と口がまん丸





大会前の練習試合と、大会が始まってすぐはFGBの順に試合していた


早い話、異なる種類のモノを順番に繰り出す、だね


どこかのおっさん顔の高校生の戦い方と同じだから絶対に負けないってばよ!






でも流石に準決勝にまで勝ちあがってくるチームは地力が高い


順番に3交代なので手の内バレバレ


負けないだろうけど、絶対に勝てるという確信が持てなくなってきた





だからオーダーを変えてみた


そうしたら相手チームは予定していた対策が無駄になった上に、他の対策案を持ってなかったから試合がボロボロ




サッカーは紳士のスポーツだけど、メンタルに直結する分、駆け引きが大部分を占めるスポーツでもある


つまりは相手の思惑をいかに外して、メンタル面から攻めるかという神経戦もあるよ、だな


今回見事に相手の思惑を外して、精神へのダイレクトアタックが成功した




勝ったな


思わず呟いた瞬間だった




え?


偵察でばれるんではないか?


もちろんばれないように、相手の攻略法を考えるための試合の下見は当初の順番予定通りだよ


でも大会が始まった頃に決勝にコマを進めそうな相手については見に行っているのでモンマンタイ(?)


結果として見事にハマったな





サッカーの試合では神経戦は結構あったりする


主に国対抗の試合で、だけど




絶対に勝ちたい国なんか


宿舎と試合会場が遠いとか


宿泊先で出てくる食事が消化に悪いとか


同じ国の審判が忖度するとか


・・・どこかの政治家のような言い訳をごり押しして有耶無耶にするから恐ろしいよな





まあ、小学生相手にそんなことをすれば勝つのは当然


なにせ2ランク(学年)上の相手でも擱座(負ける)率24%くらい?


あるいはこの世で勝てない人は41人くらい?


だからな





でもそろそろ負けを体験するのもいいと思う


常勝なんて腐敗の温床だしな




ウソだと思うのならTVをつけてみるといい


腐敗のなれの果てがゴロゴロしているから


・・・他人に心の底からクズと思われているのが判らないとは、おめでたいものである





どうやって負けさすか?


真剣に味方相手に嵌めるのを考えるのも人としてどうかと思う




でも、どう嵌めようか?と考えると思わず黒髪の魔術師のようにノリノリでやってしてしまう自分がいる


そのことに気がついてちょっと怖いぞ

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ