140 復活のA(その7)
真田監督が試合のビデオをもって訪ねてきた
宮本ちゃんが言っていた、元足利監督率いる反乱軍と、真田監督率いる帝国軍(現U-15)のやつ
・・・オレが出れない日曜に日程をくんだクズっぷりが『泣けるぜ』 ←古すぎてわからないかも
オレ、見て後悔したね
あまりにも酷すぎるぞ反乱軍!
だってさ、FWがボールを持ってドリブルして上がるでしょ?
でも味方は誰もフォローに走らないってどうよ!?
ほら!
FWが敵に囲まれてるじゃん!
パスができない
でも敵に囲まれているので突破できない
このままだと逮捕しちゃうz、ではなく、ボールが奪われちゃうぞ!という大ピンチ
敵なんだけど同情するくらいの酷さだったね
同情するならボールくれ!
いや、『ゴールくれ!』かな?
そんなFWの悲痛な叫びが画面からでもわかるくらいだったね
そんな困ったちゃんのFWは、しかたがないからゴール前にボールを高く蹴りあげるわけだ
一かバチかの大ばくち
・・・一体何考えているのだか
その姿にオレは『真のギャンブラーを見た!』と思ったね
最後に落ちぶれるヤツ、の方
『オレはこのドローに賭ける!』とか根拠のない自身でカード引く人達くらいヒドイ
そんでもってボールをとられて「あ~おしい!」と皆で悔しがる他の選手もヒド過ぎる
一体、どこに『おしい!』と思える要素があるんだ?
オレは画面越しに突っ込んだね
・・・決してどこかの声優志望が自室で女子高校生声優のインタビューTVを見て突っ込んでいるのをまねしたわけではないぞ
そんもってたまに味方が偶然にもゴール前に走りこんでいて、さらにたまにゴールすると
「やったぜ!」と喜ぶ
・・・ここまでくると偶然を望むというか、奇跡が起こるのを待っているとか、か?
そう言えば『ごっつあんゴール』なんてのもありましたっけ(苦笑)
ソレだけが頼りだと、もはやサッカーではない
・・・サッカーを舐めているのか? ←実際の試合であったからマジで怖いです(苦笑)
マジで問い詰めたい
一方、真田監督率いる政府軍はというと・・・
FWがボールを持って上がると、他のFW3人がフォローに上がる
さらにMF3人とDFの1人もフォローのために敵陣に入りこむ
自軍にはDF2人とGKしか残っていない超攻撃型の布陣
結構無謀?
でも『そこにシビレる憧れる~っ』
ほんと、見ているとドキドキするよね ←実話です
でもって、敵がきてボールを盗られそうになると、空いたスペースに走り込んだ味方にパスを出す
それを繰り返してゴール前に確実にボールを運ぶ
そしてフリーになった選手がシュートする
これが戦術というものよ!
どこかの体力はほぼ0だけど、チェスに見立ててすべてのゲームに勝つという某主人公を彷彿とさせるね!
オレは個人技主体のスタイルだけど、こういうプレーを見ると尊敬しちゃうよね
だって、2回に1回はシュートがゴールするんだもの
うんうん、これがサッカーだよね!
というわけで前半終わる所で9-1で勝っていた
・・・もはやサッカーの試合の点数じゃないよね、野球だよ、野球!
「勝ったな」
「ああ・・・」
思わず超有名なセリフを言っちゃったよ
あまりの酷さに見るのを止めようと思ったね
勝つのが判っているし?
でも監督に「後半はさらに酷い」と言われたので見てみた
見て後悔した
だって審判が反乱軍に味方しているんだもの・・・