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138 復活のA(その5)

「この野郎!」


宮本ちゃんがオレの胸倉を掴んできた




どうやら練習試合でオレが全力を出さなかったということに腹を立てたようだ


・・・ちなみに負けて悔しいというのが3割くらいあるように思える




「真面目にやれ!」


本気で怒られた




もちろん真っ向からガン付け返したよ


ガンのたれ合いならオレはまけましぇ~ん  ←あれ?平成のギャグでしたっけ?





ガン付けは強いモノが勝つのではありません


正しい者が勝ちます




1発づつ交互に殴り合うタイマンと同じ    ←古すぎるネタなので誰もわからないかも?


ならばオレが勝つ!





・・・(精神)年齢が半分以下の子供になにやってるんだか


でもオレにとってはシャレにならない問題なんで本気を出してみた(苦笑)







「大体、身体ができていない小学生相手に・・・」


そう言って相手の右手首のあたりを掴みギリギリと握り潰す





なお、中学生との握力勝負になると負けるので、ツボというか腱を攻めてみたりする


・・・もうお前は死んでいる(笑)





「全力でとかはないだろう・・・」


今後は反対の手首のあたりをガシッと強く握る(以下同文)





「身体が壊れたらどうしてくれるんだよ・・・」


宮本ちゃんの腕の力が抜けたので左右に開いて胸元の締めあげを外す






「あんま、バカやってるとツブすぞ」


お互いの鼻がくっつくくらいに顔を近づけてマジで恫喝した




・・・某黄金の隈どり妖怪の恫喝を想像してみてください






大体、小学生にガチでスポーツさせちゃいけないってもんよ


リトルリーグ肘とか昭和の昔から普通にあったっしょ?






リトルリーグの試合で腕が壊れてマウンドで崩れ落ちるとか


腕が曲がらないけど、長袖の学生服の中で腕を廻して伸びているように見せるとか


幼馴染を甲子園に連れて行ったのはいいけど、優勝するなり疲労骨折して野球ができなくなったとか


テニスのラケットが握れなくなったので、あやしい老人の探偵団に入って世界中に混乱を招くとか


あげればきりがありませんって!









ここからちょっと真面目な話


朝起きて、身体が自由にならない現実を認識した後の絶望はシャレにならんぜよ


それが毎朝で、絶対に醒めることのない悪夢は地獄ぜよ?


ケガの怖さを知識でしかわかっていないバカが多すぎる


宮本ちゃんとか


だから大人げないって判っていてもマジでリアクションを返していたりする





ちょっとしたグチなので忘れて下さい


AFのすべての絶望を受けて・・・くらいのノリだと思えばいいと思うよ






コホン


話を戻そう





だからオレは小学生に無茶はさせない派


ちなみに大人と同じくらい身体ができあがる中学生からならOKだよ




あ、もちろんピカピカの新一年生は除くよ?


数ヶ月前までランドセル背負っていた子供に無茶はさせませんって!




だからU-15の試合で(現在ではかろうじて合法の)スペシャルなドリンクを差しいれたんだよ


もしも小学生だったら絶対にやってません





・・・とりあえず宮本ちゃんには無系統魔法の洗脳をほどk、じゃなくって


最新のスポーツ科学?医学?を叩き込んでおけばいいのかな?

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