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122 U-15に誘われました(その9)

ポン、ポン、ポン、ポン、ポン、ポン、ポン、ドスッ


ワンタッチパスの連続でボールがで敵ゴール前まで運ばれた後、FWがゴールした




「「「「「「「「「「「やった~っ」」」」」」」」」」」


ゴールした瞬間、選手達は歓声をあげた


ようやく苦行から解放されるからな(笑)






でも甘いってばよ!





「じゃあ、敵がある状態でやってみようか」


オレがそう言ったら皆がグランドにへたりこんだ


・・・どうやら心がポッキリ折れたようだ(笑)







え?


なんのことだか判らない?


それではちょっとだけ時間を巻き戻してみよう





あれ?


金色の壊中時計の使い方がわからないぞ?!(笑)





まあ、そんな冗談はさておき、簡単に書いていくとだな・・・





午前中にU-15をボコってみた


かるく10人抜き(笑)




・・・あれ?GKはカウントにいれるんだっけ?





そしたらヘイトがガンガン上がる上がる


スカウターがあったら絶対壊れているよね(笑)




そこまでやられたらもうつきあわなくてもいいよね?


だから帰ることにした


「そういうことで~(笑)」






でも、帰れないのがお約束(涙)


大門とその愉快な仲間達が泣きついてきた


・・・いやなお約束もあったものである





そりゃそうだ


大門軍団は、この前、ドイツ軍団(それも2軍)にボコられたからな!





その後、大門軍団が自分のチームに帰ったら、U-15にも誘われないやつらに嫌味を言われたそうだ


まあ、嫉妬だな


オレの方が上手いのになんでコイツが選ばれるんだ!、ってやつ?






仕方がないので付き合ったよ・・・


さすがに不憫でしょ(笑)





まあ、そんなわけで指導してみたわけだ


朝から初めて延々8時間ほど


それが冒頭のシーン





『ドリブルなし、ワンタッチパスのみでゴールする』というルール


できるまでやらせました(笑)






オレ嫌いなんだよね


ゴール前にボールを高くケリ出して、あとは運まかせの攻め方(呆)






なにそのギャンブル?って毎回思う


うまく頭に当ってゴールすればもうけもの


そんな考えが丸判り





だから


だれもいないスペースにボールを蹴り出す


別の選手が走り込んでワンタッチで蹴る


もちろん相手いるスペースか、マークが外れている味方の選手の場所


を相手ゴールにシュートするまでやらせてみた





これで『とりあえずゴール前に蹴り出して、後は野となれ山となれ作戦(笑)』は使えまい






オレとしてはそこそこ時間をかければできると思っていた


ところが全然できなかったな


あれだけ偉そうにしてたのにな!


何回やってもできないんで、嫌われていてイヤガラセかよ!って思ったぞ!(涙)





いや、ナチュラルにできなかったんよ


信じられないことに・・・





まあ、あれだね


チームワークと言う名のボールの押し付け合いの習慣が負け犬根性を沁み付かせたってやつ?




・・・どこかの中華料理屋の主人みたいにがんばってもらいたいものである(笑)








しかたがないので某軍曹になってみた


GKの大門にボールをDFにパスさせた


DFがボールをトラップして蹴ろうとしたところで


<ピピーッ>


「おいっ!ワンタッチでって言っただろ!」


文句を言ってみた






<ポーン、ポーン、ポーン・・・>


「こらーっ!ゆっくり蹴るな!もっと早く!」




<ポン、ポン>


「時間がかかりすぎっ!20秒あれば火星から地球まで攻めてこられているぞっ!」


「「「「えっ!?」」」」



・・・すまん間違えた(笑)

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