1 知らない天井だ
「サッカ―より愛を込めて」の連載版です
J2の試合を見て、どうしても書きたくなった話です
サッカーの楽しさが伝われば幸いです
なお、連載版では話がゆっくり進んでいきます
待てない方は短編の方をお読みください
今後の展開とどんな感じで進んでいくのかがわかります
それでは御笑覧ください
「知らない天井だ・・・」
言っちゃいましたよ、死ぬまでに言いたい科白ランキング1位様(笑)
朝、目が覚めると昨日とは別の場所で寝ていました
周りを見渡します
・・・壁がありました
コホン、失礼
反対側を見ます
勉強机と黒いランドセルがありました
あと、おもちゃが多数、机の上と床に転がってました
なんか見覚えがあると思っていたら小学校時代の自分の部屋でした
なんじゃこりゃ!?
・・・一度頭の中を整理しましょう
名前は木下 廉
アラフォーのおっさんのはず
昨日は会社に行って、家に帰ってきた
交通事故のせいで右足にケガをした
そのため常に杖をついている
別になくてもいいんだけれど、足に負担をかけるのは良くないので医者から勧められている
でいいんだよね
右手に杖をついていた感触が残っているような気がする
右手をグーパーグーパーしてみる
確かに、杖をついていた
身体が覚えています
なんで子供なのでしょう
元々子供で大人になった夢をみたのでしょうか?
それとも私は気でも狂ったのでしょうか?
だれか教えてください