三歩
鈴城は堕威罹菜の調査を開始した
名前から戸籍に書かれている実の母親から調べた
岬ミキ本名堕威罹菜の母親堕威清い
結婚前は温清い
清いの両親は知り合いの家からの帰り夜遅く山のカーブで対向車のバイクを避けようとして崖に転落し亡くなっていた。
当初は事故と見られたが後の調査でバイクが逆襲していたことがわかる。
事故を起こした人物は堕威系、罹菜の実の父親
全てはここから始まった。
清いは大学生の時両親と死に別れてから一人で暮らしていた
生計は両親の保険金のおかげで大学の学費とバイトで暮らすことができた。
堕威系は罪を認め刑に服した
反省し刑期より早く出ることができた。
堕威はその足で清いが住む家に向かった。
本人に謝るために
堕威は清いの玄関前で土下座をして謝り続けた
初めは無視をした冬の寒い日もに水を浴びせたりもした塩を投げ掛けたり罵声を浴びせなりもした『来ないでください迷惑ですから。声も顔も見たくありません』と何度もそれがまる二年続いた。毎日、雨日も冬の日も真夏日日もしたすら謝り続けるために足を運んだ。
堕威は消して許してもらうことを目的でわなかった。
堕威自身も許すことができなかった。
犯した罪の重さに押し潰され添うになる自分を耐えることが苦しかった。
自分が思う何倍も相手にこんな思いをしていると思うと死ぬより辛かった。
憎しみが生きる糧になってくれればとただそれだけのために謝り続けていた。
人は時として一瞬の思いや行動が過ちとなることがある。
堕威とってはあの時がそうであった。
謝り続け二年が過ぎ三年目になる頃清いは謝る堕威を家入れた。
「近所迷惑なので入って」
「・・・・いんですか?」
「気が変わらないうちに貴方の言い訳を聞きます」
「・・・・」
「ありがとう」
「許した覚えはありません。」
「言い訳を言って」
「・・・私を許さないで下さい。私は・・・過ちをあの時に戻れたらそう思ったことが幾度もありました。でも私は」「私は・・・何です?」
堕威は沈黙をした後深々と頭を下げた。
「もういいですからこれで終わりにしてください。貴方がいくら謝っても両親は戻って来ません。それだけ言いたくて」「わかりました。これで終わりにします。」
堕威が帰ろとしたとき清いは思わぬ行動に出た。
堕威のシャツの袖をつかみ
「これで終わり、謝るのは私は、私は。」
自然と声が大きくなる
「貴方を、私は許している自分が許せない。私の大切な両親を殺したのに毎日来る貴方を心の何処かで楽しみにしている事に気づいてショックだった。許さないで欲しいなら冷たくなった手を温めて、私のすぐそばで償いなさいよ。」
沈黙が少し続くと
「自分が何いってるか分かってます?」
顔を赤くして
「許してるけど許さないって言ったこと」
清いは顔を上げれないまま言った
堕威は少し笑うと
「償いができるのなら。貴女が気がすむまで貴女のすぐそにいます。」
堕威は恐る恐る壊れもをと持つように清いに触れた。
清いは自分が言った言葉が恥ずかしすぎて湯気が出そうなぐらい赤くなっていた。清いは心の中で両親に謝っていた。
清いと堕威は付き合い始めた。
堕威系は清いにとって大切な人になっていた。
穏やかでやさしいでも何処か抜けているわりに頑固、時に喧嘩し別れるまで行ったことも何度もあったたいて系が先に謝り清いは少したってから安いペンに手紙を付けて仲直りをする喧嘩をする度に喧嘩記念のようなものが増えていくその物の分だけ仲直りをして、そんなことを繰り返して結婚の約束をする
回りから反対する者もいた、それは当然だ相手は両親を殺した人なのだから堕威にも償いのためなら辞めなさいと言う者もいた。
二人はこれが自分達ながらの幸せの形なのだと周囲に言っていた。
堕威系は家族と死に別れいた。
父親の会社は倒産借金をつくり家族で逃げるが見つかり父自殺その保険金でも借金をかいしきれず母は残った借金をかえすため働きに働いて早死系が高校を卒業した年だった。
母の死でも借金はまだ残っていた残りを返すため決まっていた大学もあきらめバイトを掛け持ちしても借金はかいしきれなかった。
自分の未来に絶望していたとき
バイトとの友達に誘われて待ち合わせ場所に行くとそこには何人か集まっていた友達に聞くと大体がいつもつるでいて知り合いでその中には金持ちの子がリーダー格だと教えてた、集まって奴らで憂さ晴らしに夜遅くにバイクでカーブを逆襲していた風を切る爽快に酔いしれていた。
後ろでブレーキ音と何かが壊れぶつかる音が闇に響いた。
あわてて引き返すと自分を含めた5人意外は関わりになりたくないからと逃げていた。
「いったい何があった。」
「俺は悪くない。」
ひたすら繰り返してから
その時系の耳に悪魔の誘いが聞こえた。
「自分の身代わり名乗り出たやつに望む金額をやるどうだ誰かいるか?」
系はこれに乗れば借金も返せる楽になれるそう思ったときには自然と手が上がっていた
「俺がなる」と身代わりなると名乗り出た。
「本当に身代わりなってくれるのか?」
「その代わり提示した金額くれるだろな」
「金ならたわす」
堕威系は事故を起こした奴の身代わりに罪をかぶった。
堕威系は取り調べの時と弁護士の話しで誰を死なせたのかを知る。
刑事もあやふやな自白に不信感抱いたが本人が自白して罪を認めていることから起訴に弁護士は無実を吟えたが裁判有罪敬服すこになる。
これを気に清いと出会うことになる。
堕威系は仕事を探すのに苦労をしたがやったと自動車の修理やに決まり朝から番まで働いた。
二人は慎ましく暮らした。
影をひそめてその中で二人に子どもが生まれた。
堕威系はどうしても清いに言えないこと事があった。
それは清いの両親を殺した真犯人について本当のことをいうことで今の関係が壊れのでわないのかこの幸せが壊れるのではないか。
迷いに迷い系のは本人に清いに本当の事を伝える意志を話した。
まもなくして因縁をつけられ川原沿いで暴行され放置され亡くなった。
暴行した犯人は捕まった。
もう少し調べると怪しい車が止まっていたこと系がその車の持ち主であろう人ともめていた事がわかった。
車は高級車で堕威の家の近くで何度も目撃されていた。
系が高級の後ろに乗り込み少したつと怒った様子で車出て行くところを近所の人が見ていた。
何がやましい事をしているのでわと思ったそうだ。
それから五年後
清いが亡くなり身よりもいなかったので施設に預けられた。