二歩
岬ミキの自宅に珍しく木根下が訪ねてきた。
家にあげるとリビングのソファーに座る
「木根下さんどうしたんです。訪ねて来るなんて」
「他人みたいだな。私の養女だろ」
「他人でしょう。引き取ってもらったことはありがたいと思ってます。私は木根下さんを親だと思ったことはない。親切なおじさんだとは思ってます。」
「相変わらずだね。君は、所でお手伝いさんから聞いたよお小遣いを上げて欲しいそうだね」
「その事でわざわざ来たんですか?」
「珍しいと思ったのと養女にした親としてはあまり遊び過ぎてないか心配になって訪ねただ」
「良くしてもらってるのはありがたいけどほとんど放置して今さら親だからとかないですよ」
「私に言えない事があるのか。」
「無いですけど」
「なら言ってもいいだろ?」
「・・・友達の誕生日をみんなで祝うことになってその時出すお金と気になっていた服を買いたくて今の貰っているお金だと足りない。もう少し上げて欲しい」
「私も説教する気はないがただではダメだ」
「また今度は何ですか」
「絵を五六枚書いて欲しい。」
「好きですよね。私の絵」
「ダメならこの話しはなしだ。」
「書けば上げてくれるのなら書きます」
「話しはすんだ帰る。書いた絵はいつものようにお手伝いさんに渡してくれ受けてからお金を入れとく」
ミキはうんざりしていた。
大抵、絵の事と髪型について話しをする髪型はポニーテールで会うこと、前に髪型変えたときどえらい見幕で怒れた事がある。
木根下は自分に誰かの影を見ているではないかと感じていたそれが誰なのか検討が浮かない。
ミキは今自分が置かれている環境に時が経つにつねれ木根下が何故?自分に執着するのかお手伝いさんを通して行動の監視や川井花の態度の不振さが目につくようになり木根下が自分を養女にしたのも何らかの糸があるのでわかいか?
疑惑が次から次へとわいてくる。
でも本当はただ子供が欲しかったから養女したという確信が欲しかった
岬ミキではなく堕威罹菜としての自分を受け入れ木根下罹菜からまた違う自分へと行くために
そのためには自分と実の両親のことを知らないといけないと考えに考えた結果
探偵に依頼することを選んだが迷いもあった。
ミキの秘密の彼氏にも相談すると。
ミキが必要だと考えているのならやったほうが良いよと背かを押してくれた。
ミキはネットからではなく雑誌や電話帳からできるだけ遠くにある探偵を探し鈴城探偵社に依頼をするため
ミキは誰にも知られないため痕跡をできるだけ残せないよう気を使った。お手伝いさんにも知られたくはなかった。
全ては私の気のせいであって欲しかった。
とある喫茶店
4時頃待っているとラフな格好男性が現れた
「依頼人のかたですか?」
「どちら様?」
「失礼しました。私は鈴城探偵社の鈴城といます。」
「社長がわざわざ来てくれたんですか」
「まだ立ち上げて間もないので私ともう一人しかいないんです。」
なんだろう。大丈夫かな?
「心配しないでくださいこう見えても元警察官ですから事情がありまして辞めたんです。依頼内容は?」
「依頼は私を調べてください。」
「⁉さっきも言いましたがもう警察官でわないので取り調べは」
「わかってます。私は誰なのか、父親は?母親は?祖母はいたのか?知りたいんです。私は幼い頃施設で育ちある人に引き取られました。でも最近は監視をするため引き取られたのではないかと思うようになったんです。それに私を引き取られた人も私に別の誰かの影を見ているような気がして、ある時言ったんです。『親子だね癖一緒だ』とでも施設にいたときには両親はなくなっていました両親の知り合いとも聞かされていないんです。私を知ることでわかる気がして疑いもなくなれば前に行ける気がしてそれで」
話し黙って聞いていた鈴城は少し考え
「前に進むためにですが貴女が望んだ結果ではなかったらどうします?」
「それでも知らないほうが怖い全てを知りたいんです。」「わかりました。依頼を受けます。」
「良かった。私には本名と偽名があるです。本名は堕威罹菜といます偽名は岬ミキ今は岬ミキを通してます。」
「まず戸籍から調べて父親と母親、祖母と調べます依頼内容は途中経過は知りたいですか?」
「全て終わってからでかまいません。お金は」
「半分経費に使いたいので残りの半分は依頼を報告するときに」
ミキは半分払いその場を後にした。
鈴城は自分を調べて欲しいという変わった依頼人がまさか警察官を辞めるきっかけとなった事件の関係者だとはこの時思いもよらなかった。
これは架空のストーリです。