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KEYAKI の恋  作者: 玲於奈
5/13

お花畑

なし

中心大学、活用女子大学と

参加者が

迷わないか心配だった


参加者が遅れると

主催者側としても

把握しなければいけないから


大学は

背後が墓地群で

そのわきを高校と

上水に囲まれている


上水。


太宰が入水したという


死ななければいけないほどの恋


それって

どんな風なんだろうと

上水の方を見ながら

いつも

考えてしまう


そして

つぎに思うのが

はたして

自分にもそのような恋が

おとずれるのか

ということ




参加者がやってきた


座席はあらかじめ決めてある


「なるべく同じ大学が

 かたまらないように

 しておいてね」


平川先生からそういう指示が

あったためだ


私は受付や司会も

しなくてはいけないので

一番前の席


となりは

うちの大学OBにしておいた。

名前は、柳原邦男


立正音楽大学出身ではあるが

面識があったかはわからない


次々と参加者が集まり

ばたばたと

座席の場所に案内する


あわただしいが

意外に

このような

秘書的な仕事は

嫌いではない

むしろあっているかも

そして

秘書に必要なのは、あとはルックスか

そういえば

活用女子のグループは

すごい美女揃い


活用女子大はいわずとしれた

保育士採用率の高い大学


ぜったいルックスも影響していると

私はひそかに確信しているが


幼児教育だけでなく

文学部、生活科学部、人間社会学部などがある

もちろん女子大なので

学部生は全員女子

4000人の女子

大奥か


しかしながら

その大奥に匹敵する

今日の活用女子大グループの

このレベルの高さは何、

と思う


まさに

そのいっかくは

華やかでお花畑のよう

合コンかお見合いか


「研修ですよね」


容姿に自信のない自分は

ひねくれたように

一人つぶやいてしまう


さてさて

参加者が一人もおくれずに

全員がそろった


そうこうしているうちに

研修の時間となる

今日一日、9時から、途中昼食休憩を

はさんで17時まで研修は続く


終了後は

大学学食で

研修参加者全員による

外部業者のケータリング

立食パーティーとなる


平川先生がお見えになられた



なし

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