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第33話 Fの心霊現象考察サイト 4

 ユーザー名Unknownさん:●●の●●●●が私のことを見てくる。もうずっと前からあの舐めるような視線に耐えることができない。

 それでも●●の憩いの場を奪うわけにはいかない。

 私が我慢すればいい。私が我慢すれば今まで通り生活していける。


 二人きりにならないようにすれば大丈夫。でもやっぱり怖い。


 着替えを見られた。最悪だ。死にたい。夜、部屋に入られた時は息が止まるかと思った。すぐに●●が帰ってきたから良かったけど帰ってこなかったらどうなっていただろう。

 高校に入学したら制服の写真を撮られた。気持ち悪い。これからスカートをはくのは止めよう。ああ、やっぱり死にたい。


 私は将来誰とも結ばれることはない。周りの子達は誰かと結ばれて寂しくなく生きていけるんだろうな。こんな恐怖も惨めさもなく生きていけるなんて羨ましい。


 学校に居場所が無くなったら終わりだ。家に私が安心する場所はないから。皆に好かれるような子にならなくちゃ……。難しいな。どんなに気を遣っても仲間外れにされる。


 どうして私だけこんな思いをしなくちゃいけないんだろう。女であることを責められなくちゃいけないんだろう。好きで女に生まれた訳じゃないのに。だからと言って男になりたいわけでもない。私の心はぐちゃぐちゃだ。


 もう死んでしまおう。そう思って準備をしていたらあの子に出会った。私の苦しみを理解し、友達になってくれた。


 グループも仲間外れもルックス重視もマウントも同調圧力も……全部下らない。みんな私みたいに後悔すればいい。女に生まれたことを。


 Fさんさようなら。私は今夜、友達に会いに行きます。


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