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第34話
仕事が忙しく寝る暇もない。
そんな日々を送り身体も心も悲鳴を上げていた男に目を疑う情報が舞い込んだ。
24時間起き続けられる方法とはいったい?
24時間起き続けた男の顛末は・・・
壊れたドアを開け中に入り、落ちている写真を拾いもう一度見た。
(ドリームハックの記事でアンドロイドではなく本当に実在していて人間を使っていた、と書いてあったな)
私は写真の見覚えのある男を凝視した後、女性と子供に目を移した。
すると涙が目から溢れ落ち、
「…マキ?…レナ?」
と口にした後激しい頭痛に襲われた。
「あぁぁ、がっ、ぐぅぅう…」
私は倒れ込み、のたうち回っているうちに意識が朦朧としてきた。
ドアが開き、明かりと人影が微かに見えて、私は気を失った。
気がつくと私は血まみれの包丁を握っていた。
「はぁっ、あぁああ!」
後ろに後退りすると私は何かを踏んだ感触に気がついた。
下を見ると男が血まみれで倒れていた。
「あぁあああ!」
私は飛び上がり、違う方向へ倒れ込んだ。
あなたは寝てくださいね。