表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
33/41

第33話

仕事が忙しく寝る暇もない。

そんな日々を送り身体も心も悲鳴を上げていた男に目を疑う情報が舞い込んだ。

24時間起き続けられる方法とはいったい?

24時間起き続けた男の顛末は・・・

振り向くと男が私の顔を覗き込んだ。


「ん、見ねぇ顔だな。」


私は恐怖心を押し殺し、現状を少しでも理解する為に男に話しかける事にした。


「気付いたらそこの家にいたんです。……ここはどこですか?」


「ここは松前だ。」


聞き慣れない地名に私は混乱した。


「松後ってどこですか?」


「北海道の松前だ。」


(北海道!)


私の唖然とした顔を見て男は本当に私が何もわかっていない事を理解した様だった。


「おめぇ、あそこの家にいたっつったな。


あそこの家は吉永さん家だったなぁ。


随分前にいなくなっちまったけど。」


私は男に近付き「ご存じなんですか?」と詰め寄った。


「あぁ、吉永さんいなくなる前、借金取りが来てたみてぇだったな。


なんでそったら事になったのか知らねぇけど。


1年前くらいだったかな、夜逃げだったのか、急にいなくなってなぁ。


そんぐれぇだ、知ってる事つったら。」


「……そうですか、ありがとうございました。」


私は男にお礼を告げて先程の家に戻る事にした。

あなたは寝てくださいね。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ