第30話
仕事が忙しく寝る暇もない。
そんな日々を送り身体も心も悲鳴を上げていた男に目を疑う情報が舞い込んだ。
24時間起き続けられる方法とはいったい?
24時間起き続けた男の顛末は・・・
本誌取材班は本人と病院に特別に許可を取り、夜に同人物への取材を短時間という条件下で実施した。
しかし、彼の話している言語が特定できず、病院側からこれ以上の取材の許可が得られなかった為、インタビューは断念した。
だが、見た目は昼間のままだったが、明確な意思を持って違う言語を話している事はわかった。
言葉の意味はわからないながらも、1人の人間がそこにはいた。
確実に別人である誰かが。
我々は夜の彼が話していた言語について今もなお現在進行形で調査を続けている。
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関係のない人間であれば単なる都市伝説で終わる様な話だが、私には信じられる証拠がいくつも心当たりがあった。
私は直ぐにドリームハックに電話をしたが、電話が繋がら無かった。
何度かけても繋がることはなく、私はドリームハックの研究所へと急いで向かった。
あなたは寝てくださいね。