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黒い道化と白い猫  作者: 岬
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今の私と昔の私


 と、此処で母様の話は終わる。ハッキリ言えば、ツマラナイ。この話は何度も聞いたし、簡単に言えば嘘だからだ。いや、全てというわけではないが、美化され過ぎている。両国の兵士を滅亡させたのは事実だが、何故か私達がそれを測って行動したよつに言われている。本当はどちらが多く兵を狩れるかのゲームなのに。

 …何故こんなことが言えるか?それは私が物語にでてくる黒の子供の方だからだ。転生と言えばいいのだろうか、寿命を終えたのに、また子供に戻った。いや、今の世界はあれから五百年ほどたっているらしい。私の身体能力は衰えなく、武器さえあれば昔と同じように戦える。また不思議なことに、私は昔につけていたお面を持っている。何故か部屋にあったのだ。

 今の私はアルディアーナ・カタスティルデ。十歳の公爵家の娘だ。昔と変わらずの黒髪に、血のような赤い目をもつ。この容姿の事を不気味だと言う奴は多い。私の今の父もそうだ。母様は私のことを愛してくれるが、父は会おうとすらしない。この前、父から私へ手紙が来た。内容は、「一ヶ月後から、学園へ通え。出来るだけ家柄の良い者を見つけ、婚約しろ。」だ。私は一応公爵家令嬢。婚約した人次第では、父は政治面で相当の力を得るだろう。だから父は私にこんな手紙を送ったのだろう。まぁ、これは好都合だ。この時代の勉強が出来るし、戦闘を学べる。昔の私は白猫と同等だったが、それ以上に強くなれるのだ。もしかしたら、白猫も転生しているかもしれないな

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