081 宣戦布嘘
ええ、あなたがたもしっかり見ていたでしょう?
無様でしたねえ、世界最強の男(笑)。
あなたたちの末路はこれと同じようなものになる、いいえ、する予定です。
もしかしたら、もっと酷いものになるかもしれませんが。
僕からは、あなたたちに対する要求は全くありません。
あえて言うのならば、抵抗せずに殺されていただけるとありがたいです。
ご存知の通り、僕は基本的には不滅であるはずの神を滅ぼす手段を持っています。
どちらにせよ、皆殺しは決定です。
まあ、抵抗しないのならば、楽に死ねるのでオススメですが。
え、僕があなたたちと対立する理由ですか?
そんなこと決まっていますよ、あなたたちはあなたたちがして来たことを覚えていないんですか?
自分たちの世界だからと言って遊んで、ヒトビトの命を弄んで、ゲーム感覚のように勇者を召喚させて、そんなことを僕が知らないと思っていたんですか?
あなたたちのして来た行為が、許されると思っていたんですか?
少なくとも、僕はあなたがたの所業を知っていて、そして、僕はあなたがたの行いを許すことはできません。
僕は、この世界に徐に災厄を振りまく神など、神とは認めない。
あなたたちは、この僕が否定します。
僕があなたたちを倒して、世界を平和にします。
僕があなた達の代わりに、世界を正します。
もう、理不尽な世界に泣く子供が1人も現れないように、無意味な復讐に囚われる者がいないように。
決して
僕の正義があなたたちを裁くのです。
なんて、言うとでも思いましたか?
まさか、そんなはずなどありません。
僕の行動にも心理にも根源にも理屈にも、正義など欠片もありはしません。
僕は、ただ単に僕が戦いたいから戦うだけです。
この世界が欲しいから、奪いに行くだけです。
僕のものでないから、奪いに行くだけです。
あなたたちが邪魔だから殺す、それだけです。
これは僕のエゴで、あなたたちはそれに運悪く巻き込まれて死ぬだけです。
ほら、子供がなかなか言うことを聞かない時、親はどうしますか?
話し合ったり、お願いしたりしますか、それでもダメだったらどうしますか?
暴力に訴える、これが正解です。
今回の件も、これと全く同じでしょう?
あなたたち神には、僕と話し合うつもりなどないでしょう?
奪いたいから殺す、邪魔だから殺す、望みのものを持っているから殺す。
ほら、正義だの愛だの勇気だのなんかより、よっぽどシンプルでわかりやすいでしょう?
ここに、僕が宣言します。
神々とそれに連なる者達に、『邪神』ハクアが例外なき滅びを与える、と。




