エピローグ ~過去の全て~
今回、初めて小説を載せさせていただきます。たぬ桜と申します。どうぞよろしくお願いします。
このセカイはなんのために・・・
そんな声が聞こえた。
耳を澄ますと、あの悲鳴がよみがえる。鼓膜が張り裂けそうなぐらいの嗚咽、怒り、悲しみ。
瞳を閉じれば、深い赤で塗り替えられ、消えてしまった。思い出や友がよみがえる。
昔は世界が、全てが思いどおりにいくと思っていた。簡単なことだと思っていた。
「カムイ!」
「・・・・・」
「ねえ、カムイったら」
「なんだよ?]
「今、寝てたでしょ」
「寝てないよ」
「目、つぶってただけ」
「もう、カムイは強がりだな~来夢さん困っちゃう」
ある孤児院
たくさんの家族と一緒に暮らしてた。
幸せだった。僕は両親の顔も見たことがなったけど、とても幸せだった。こんな日々がずっと続けばいいな。と毎日思った。でも、あの出来事で俺は全てを失った。
耳を澄ますと聞こえてくる、家族の笑い声
瞳を閉じれば、あの日々がよみがえる。
たぶん、あらすじどおりに進んでいけるとおもいます。本作の主人公カムイが、伝説なる。という決定された物語。書こうと思ったのは自分なのになかなか難しいです。ですが、頑張っていこうとおもいますので、どうかよろしくおねがいします。