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「佐々野‼︎なんのようだ‼︎」
僕は怒鳴る。
「おいおい、そんなにおこんなよ。まず、先輩にその口の聞き方はねーだろ?」
向こうはのんきな声だ。
佐々野は、人間を潰す方についた元仲間。
そういう情報が僕の耳に入っていた。
「うるさい‼︎なんのようだ‼︎」
「お前を潰しにいく。なんか厄介なの使うしな。んで、お前、頭回るしな〜。」
「⁉︎学校に来るのか⁈」
僕は驚く。
なに、のんきにこいつは語っていやがる。
「ああ。もう、目の前だしな〜。由木も庵もいるらしいな。ちょっとは楽しませろよ?早く出てこい。」
なんで、そんな情報が…。
僕は驚いてる暇なんてないらしい。
僕は騒がしくなっていることに気づき、電話を切り、走りながらメールをうつ。
ラナ、庵に。
学校の者を守れ。
出来るだけ黒印は使うな。と。