表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
5/82

第5話-意識-



「信士!信士!」


声が聞こえる。

しんじ?一体誰のことを言っているのだろうか?


目を少しずつ開けてみる。


その時、


「ズキッ」


体中が痛んだ。


分からない。何があったのだろう?


光が見え始め、目が慣れると白い天井が見えた。


と、視界に髪の長い少女が飛び込んできた。


「信士!大丈夫!?」


あぁ、信士ってぼくのことか。


「…あなたは誰ですか?」


聞いてみる。


少女は急にびっくりしたような悲しそうな顔をして、少し黙った。


少しの沈黙の後、


「本当に…分からないの?」


目にいっぱいに涙を溜めて聞いてくる。


「…ごめんなさい」


少女の目から、涙がこぼれた。


泣いている少女の姿を見て、


何をすればいいのか分からなくなった。



そのまま、時間がたち、誰かが入ってきた。


おばさんと言えるような人と、優しい目が特徴的な白衣を着た男。


「信士!!」


おばさんが嬉しそうに言ってきた。


(この人なら何か分かるかもしれない)


「ここは何処なんですか?」


「何故、僕は此処にいるんですか?」


「本当に、分からないのかい?」


逆に聞かれた。


その後、意識がもうろうとするままいくつかの質問をされ、


3人は、病室を出て行った。


(何だってんだよ…)


天井を見たまま僕は悩んだ。



評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ