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社磨き  作者: 京極
1/8

里長の依頼

ド素人の駄作ですぞ?

其れでも読んで下さるのですかな?

( ;´・ω・`)

 茶色い落ち葉が落ち深雪が舞い積もる。馬を走らせるには、少々寒すぎる時期に慌ただしくそれは、私の元にやって来た


[たのもう!。 神殺しの鬼火は、居るか!!]


 まだ空が明るみ出して間もない早朝、朝食の準備をしていると外から馬を乱暴に走らせる音が聞こえ何事だろうかと家の外に出てみると一人の男性が馬に跨がり話しかけてきた


 お声が大きすぎます………

 早朝の4時なのですよ。何をお考えですか?


「鬼火は、私ですがどちら様でしょう」


[俺は、この近くの里の長をやって居る者だ]


「その様な方が私に何かご用ですか?」


 私が鬼火だと名乗ると男性は、訝しげに私の頭のてっぺんから爪先までジロジロと見てくる


 こんな時間に訪ねて参られ馬に跨がった状態で話す方の用件なんてろくな事では、無い気が致しますが……


[多くの村民が神隠しに逢い更に農作物を寄越せと脅されている。どうか助けてくれ]


「お相手は、何方ですか?」


[やってくれるのか!?]


 私が脅しを掛けてきている相手は、誰だと聞くと長は、ガバッと此方に馬から落ちそうなほど身をのり出し大声をあげたため山の木々で休んでいた鳥達が驚いて逃げていった


 一つ一つの行動が大きすぎます。山の動物達が驚いてしまうじゃないですか


「引き受けるとは、言って居りません」


[すまん、つい。山の山頂、草薙の社に祀られて居る神種の草薙様の仕業だ]


 神種方は、戦神とも呼ばれる方々で戦と豊穣あと一つそれぞれ別の物を司っておられる神々ですね

 ん?。 そういえば、私の住んでいるこの山にも神種殿の祀られて居るお社が御座いましたね


「つかぬ事をお聞きしますが。山とは、何処の事ですか?」


「何処って鬼火が住んでいるこの山だ」


「そうですか」


 私がどこのことだと聞くとなにを言っているんだと言わんばかりの表情でここの山だと答えた


 時折、鳥居前を通りますが特に変わった様子は、見受けられませんでしたが?


 まぁ、お詣りには、行ってませんので詳しいことは、解りませんが


「要求と人が隠されたのは、いつ頃ですか?」


[今年の季春(きしゅん)頃だ]


「神種殿が奉られたのは、いつですか?」


[里ができる何千年も昔だそうだ]


 随分と前から祀られておいでなのですね

 今まで要求などして来なかったのに突然人を隠し始め供物を捧げよと……

 少々可笑しくは、無いでしょうか?


「供物や人以外の要求や被害などは?」


[いや、無い]


 詳しく被害とうの話を聞くと洪水や土砂などの災害等も一切なしで未だに草薙様の神社にお詣りに行く人もいるのだそうだがやはり引っ掛かる部分が多い


 まずなぜ今まで要求していなかった供物を欲し始めたのか。これは、力が衰え始めてしまった神様が時折することがあるがその場合その方が司る物に被害が出る。 例えば、豊穣なら作物が育たなくなったり育ってもあまりにも美味しくなかったりするがそう言う類いは、無いらしい


二つ目に数人を隠す必要性が解らない番などにするために一人か二人ほど隠す方がたまにいるがそれ以外だと人を食らうかの二択になる 


 だから番を欲しているだけならさらに人を要求する必要がないし食人なら一人を食べた時点でそのまま堕ち神となり理性を失うため供物を要求することは、出来ない 何より眷属達が本能的に神殺しに助けを求めるだろう


だが長の話を聞くとそのどちらでもない様だ。やはり神々では、なく賊や妖の類いが神を偽っているのでは、ないかと頭によぎる


「里の人数は、何人ですか?」


[俺含めて爺婆が二十人。 若いのは、居らん]


「そうですか」


[あ、いや、大雪の時期に三姉妹だと名乗る女子達が引っ越して来たな]


「要求は、御本人や眷属殿が言いに来られたのですか?」


[いや、社の方角から矢文が飛んできた]


「そこには、何と?」


[居なくなった人々の居場所が知りたくば供物を捧げよと随分と乱暴な時で書かれていた]


 神種殿は、皆さん基本的に温厚とお聞きしますがそんな方が何故その様な事を……


[何度か捧げ物をしたが翌日供物を乗せてた荷車が食い散らかされた状態で里の前に返されている]


「そうですか……」


 文や言伝てを届けるなら眷属殿に届けさせる方が多いのですが、矢文ですか……


「神種殿にお話をお聞きしに参ります。引き受けるかどうかは、その後でも宜しいですか?」


[あぁ、解った]


 里長は、満足げに帰って行き私は、朝食を食べながらおかしな部分を再度考える


 様々な疑問点が御座います……

 我々神殺しもそうですが神種方は、基本的に食事や睡眠を取る必要が無い故に物を食べるのは、趣味の様な物です

良く神社の前を通りますが力が衰えている様子は、無いですし何なら年々凄い生き生きとしている様に感じ取れるにもかかわらず誰かに矢が当たるかも知れないと言う危険を犯してまで作物を要求する必要性が解りません。


 それに眷属殿は、居られないのでしょうか?


あと、何故大雪の時期に引っ越しを?

人ならざる者ですらここの大雪は、避けろと言われているのに人間ましてや女子三人のみで……


はぁ……、気になることが多すぎます


個々まで読んでくださったのですか 

あなたは、お優しい方ですね


このようなお目汚しにお付き合いして頂き

有難う御座います


宜しければ

次も楽しんでいってくださいまし

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