環境破壊と集団逃走
前話最後より、時系列が若干戻ります。
森の内部は乱戦状態だった。数の暴力で押してくるスケルトンに、木陰から飛び出してくる犬たち。ただでさえ見えにくい黒色と相まって、彼らの脅威度が跳ね上がっている。彼らは何かを求めるように、今まで以上に執拗に、そして執念深く攻撃を重ねてくる。その厄介さは、これまでとは比べ物にならない。
「よい、しょォッ!!」
「ぬぅんんッ!!」
そんな乱戦地帯に、横合いから殴り込む。他プレイヤーに襲い掛かろうとしていたスケルトンの頭蓋に、斧がクリーンヒット。クリティカル判定によってスケルトンを一撃でポリゴンへと変えた。
「ぬぉお!? 野生の山賊プレイヤーが!!」
「山賊……あ! 噂のボス討伐者か!? 援護感謝!」
「初討伐おめー!」
スクアーロと一緒に、スケルトンと犬を蹴散らしながら交戦中の他のプレイヤー達に合流する。流石にここまで辿り着けただけあって、思いの外全体のHPはかなり残っていた。
「状況は?」
「どうにもこうにも、ワールドアナウンスの通り!」
「いきなり敵が狂暴化。そんでもってリポップ数も増加!」
「なんつーかあれだよな。絶対にお前を殺すっていう意思を感じる」
「わかる」
「こぉれクリアさせる気あるぅ?」
プレイヤーの反応は様々だが、何だかんだで余力を残している。時折聞こえてくる悲鳴に透かさずフォローに入り、不意打ちに文句を垂れながらもしっかり対応している。この適応と最適化こそがメガティエラプレイヤーの強み。それがこの場でもしっかりと見て取れる。
……まぁ、幾十もの自分の死体を築き上げれば否が応でも適応と最適化はされるという話なのだが、そこに突っ込むのは野暮というやつだ。
「質問ーん! その松明はなにぃー!?」
「ボスの“生命の灯火”というアイテムだ。おそらくストーリーのキーアイテム、このまま街まで運ぶ予定だ」
「うお! マジか!」
「いいなぁ、欲しいなぁ。俺にくれない?」
「……亡者供が寄ってくるが、いるか?」
「ヤメロォ! こっち来るなァ!」
「お前の手のひらドリルかよ」
「ぎゅるんぎゅるんしてやがる」
誰しも誘蛾灯的アイテムは所持したくないから仕方ない。しかし、キーアイテムという誘惑よりも雑魚敵に寄られる恐怖の方が勝るとは。このプレイヤーはこのゲームの本当の恐ろしさをよくわかっている。
「っていうか、ボスドロップのキーアイテムがそんな厄ネタで大丈夫なん?」
「ストーリーとしては問題なさそうですけどねェ。ただ、ボス討伐後に卵納品クエストが始まるのをみると、大人数での攻略が前提だったんでしょうねェ」
「卵納品クエストは笑う」
「バカ、状況をよく見ろ。全然笑えねーわ」
「俺あのクエスト嫌いー!」
「だけどあれクリアしないと出ないクエストあったよな」
「しかもそういう時に限って新モンスターが出るクエストだったりするんだよなぁ」
他のプレイヤーもあのゲームに心当たりがあるようで。まぁ今回も似たような状況である。文句垂れつつも、結局はやるしかない。
「目標は最初の街にこの灯火を持って行くことだ! それまで援護を頼む!」
「RP勢はこういう時にノリやすいから助かる」
「りょりょりょ」
「おっけー、任せろ」
「往復しなくていいだけまだ良心的よ」
「ストーリーは進めておかないと、後が怖いからなぁ」
プレイヤーと情報を共有して、いざ街へ。
陽の光や視界を遮る草木も相まって、視界は非常に悪くなっている。が、ここに来て役立つのが【夜目Ⅰ】スキル。草木の間の暗闇。その中に潜む黒い体毛をした犬を、こちらはしっかりと認識できている。
不意打ちは気付かれないのが肝心なのであって、気付かれれば対策は容易だ。襲い掛かってくるタイミングに合わせて、こちらから斧を振るう。出鼻を挫くことで擬似的なスタンを発生させ、その隙に2撃目を叩き込んで倒す。大剣なら一撃だが、そこは割り切る他ない。
「うっげ。スケルトンが積極的ぃ!?」
「モッテモテだなお前! 爆発しろよ!」
「やかましいわ! ちょ、ホントマズいからヘルプ早よ!!」
「おーい、誰かそっち行けるー?」
「なら俺が行くわ」
犬の脅威度もさることながら、やはり目覚ましい変化が見られるのはスケルトンだった。『亡者は生者を妬む』。そのテキストがフレーバーでないことは現状を見れば明らかだ。だからこそ、テキストが読めない現状が非常にマズい。この運営、どこに厄ネタを仕込んでいるかわかったものではないので、早い内に鑑定スキルが欲しい。………テキストを読めば防げた事故なんて、あれだけで十分だ。
「それで、随分と積極的に狙われているアレクさん。何か一言どうぞ」
「殖滅よりも逃げるのが最善手だな」
「やっぱりそういう仕様ですか。私も薄々そう感じてましたしねェ」
スクアーロと背中合わせになりながら作戦会議。討伐数がリポップ数を上回っているならまだしも、現状は拮抗状態。そもそも運営は全部を倒させる気はないのだろう。
そうなると、最低限の戦闘で街まで切り抜けるのが正攻法か。……せっかくここまで来たんだ。可能ならここにいる全員で街まで辿り着きたい。
「足止め用の範囲攻撃があると便利だな……魔法職!!」
「はぁーい」
「おう、何だ何だ!」
「魔法は何が使える!?」
「魔法職は火魔法だけだぞ!」
「一発じゃ犬すら倒せないけどな!」
「ちなみに魔法の矢とかは別系統でまだ出てない!」
「魔法弓とか欲しいよなぁ」
声を掛ければまばらにプレイヤーが返事をしてくれる。そして使える魔法は全員火魔法のみ、と。これはちょうどいい。人数はまずまずだが、切り抜けるならこれぐらいで十分だ。
「火攻めをするぞ! 森に火を放てるか!?」
「ぶっふぉ!?」
「落ち着け、一旦落ち着くんだ! まだ最初の街の手前だぞ!」
「いきなり森を焼き討ちにするやつがあるかぁ!?」
「あっははー!いいねいいねぇ! いい感じにイカれてんじゃん!! やっぱ環境破壊はプレイヤーの嗜みだよ!!」
「お前はTRPGに帰って、どうぞ」
反応は上々。まぁ今回は殖滅目的ではないし、火力はそこまで求めない。
「スケルトンは亡者と言えど元は人間! 犬だろうと人間だろうと、元より生物は火を怖がるもの! 放火をして怯んだ隙にこちらは全速力で街まで突っ切るぞ!!」
「この人思考回路が野蛮過ぎない?」
「やってることが放火魔と一緒なんだが??」
何を言うか。プレイヤーはゲームに降り立った瞬間、皆蛮族なのだ。だからゲーム背景がどうであれ、蛮族が放火をするのは何もおかしくはない。だからこれは至って健全な行為と言える。
「まぁこいつら全部相手してられないから、それも手か。うっしゃーやるぞー!」
「焼き討ちじゃー!!」
「しゃーねぇな。『火球』!」
「それ、『火球』!」
「いくぜー、『火球』!」
魔法職が一斉に杖を掲げて魔法を行使する。ロットの先を基点に虚空より火が集まり、人の頭より大きな火球が形成される。魔法名は『火球』か。魔法とは言っているが、神々しさや神聖さはない。神の力の一端というよりも魔術や呪術といった技術と言った方がいいのかもしれない。
そして魔法職が放った火球が、スケルトン目掛けて飛んでいく。とは言っても狙いはその近くの枯れ木や枯草。着弾と同時に炎が弾け、周囲に飛散。草木に着火するだけでなくスケルトンや犬にも飛び散り、一時的に隙が出来る。
「お! 怯んだぞ!」
「もうちょい魔法をぶつけてくれ! 犬は確実にこっちから距離をとってる!」
「燃えろ燃えろー♪」
「っておいバカ、魔法職は前に出過ぎんな! 最低でもツーマンセル!!」
「魔法職はMP切れには気を付けろよ! 自動回復するけどスタミナほど速く回復しないからな!!」
各々指示を出しながら、次々に森に火を放っていく。一通り武器に触ったことがあるのか、魔法職でないプレイヤーもMP管理の指示を飛ばしている。薄々察していたが、ここにはトライアンドエラーを繰り返して寄り道をしてきたプレイヤーが多い。攻略よりも“遊ぶ”ことを優先してきたプレイヤーは、ゆとりがある所為か臨機応変に対応できる。
「って、うわっ! スケルトンがそのまま突っ込んで来た!」
「おいおいおい、火を纏ってるから余計危ないじゃん!」
「焼けた骨が突っ込んでくるとはホラーでは」
「っていうかスケルトンは怯むけど火は怖がらないのか」
「山賊プレイヤーァ! この事態に何かいう事はあるかぁ!?」
「喜べ! 骨質が柔らかくなって誰でも一撃で倒せるようになったぞ!」
「うわメンタル強っよ……」
斬ッ! と。焼けて柔らかくなったスケルトンを真っ二つにする。確かに触れればこちらにも火が移るが、HPが全損すればすぐにポリゴンへと変わるため、倒せばどうということはない。
斧は片手武器であり、大剣より威力は落ちるが取り回しと連発性に優れている。その上、焼けて柔らかくなったスケルトンは斧だろうと一撃で倒せるため、今はこちらの方が扱いやすい。
1、2、3、っと。纏まって突っ込んで来たスケルトンを撫で切りにしていく。
「いい感じに焼けてきましたねェ。もう犬は完全にいなくなりましたよ」
「後はスケルトンのみ。そろそろ頃合いか……犬はもう居ない! このまま道を斬り開いて逃げ――」
ズゥン、と。地鳴りが辺りに鳴り響く。プレイヤーが散開している間近に、大質量の何かが落ちてきた音だ。遅れて衝撃に舞った土埃がやってくる。プレイヤー達からすればいきなりの事態に、こちらは既に混乱の坩堝だ。
「何か落ちてきたぞ?」
「今度は何だぁ!?」
「新手の敵かぁッ!?」
『わっはははははは!! ごめーんそっちは無事ぃぃぃ!?』
後方から、大量の足音と共にテンションの高い笑い声が聞こえてくる。見れば山から下山してきたプレイヤー達の姿が。どうやら山に居た後続組が追い付いてきたようだ。だが、それだとさっきの地鳴りの正体が気になってくる。
「すげー音したぞ! 一体何をしたぁ!?」
『大盾持ちにギミックの大岩の軌道を逸らして貰った! 』
『あれすげぇ面白かったぜ! つい何個もやっちまった!』
『もう後何個か来るから気を付けてくれー!』
「馬っ鹿じゃねぇの!?」
「うわ、本当にきた! 回避回避ぃ―!」
あの音の正体はギミックの大岩らしい。それをこちらに寄こしたなら、あの衝撃音にも納得がいく。……その後も転がり続けることに目を瞑れば、だが。
人一人を簡単に轢き潰せる大岩が山の急斜面を転がり落ちれば、それは最早質量兵器だ。メキメキメキッ、バキバキバキッ、と。木々を薙ぎ倒しながら突き進んでくる大岩が、乱戦地帯に流れ込む。スケルトンだけを狙ってくれればありがたいが、そんなご都合主義はここにはない。フレンドリーファイア上等のこの援護射撃(?)をプレイヤー達は横っ飛びや緊急回避で避けていく。
「やっと追いついたぁ! 下山組も合流!」
「いやぁ。ここにきてビリヤードの経験が活きるとは」
「これでやっと一安心だな!」
「どこが一安心だよ!?」
「こっちは殺されかけたんだが!?」
「初っ端から何してくれとんのじゃワレェ!?」
「いや、いきなり環境破壊を始めたそちらにだけは言われたくはない」
「その環境破壊が現在進行形で加速してんだよォ!?」
問題はそこなんだよなぁ。
大岩は敵やプレイヤーに襲い掛かるだけでなく、燃え盛っている木々すら纏めて薙ぎ倒している。そんなものが倒れれば周囲の木に燃え移るのは必定で、思っている以上に火の手が広がっている現状。……収集が付くのかは、正直にいうと微妙である。
――ォォォオオオオオオオ!!!!
そして収拾のつかなさを助長しているのが、遠くから聞こえてくるこの怨嗟の叫び。ここら一帯でプレイヤーが騒ぎを起こしすぎた所為で、遠くにいたスケルトン達も反応してしまったらしい。……スケルトンだけならいいのだが、その中に聞き覚えのない獣の雄叫びも聞こえてくるのが一番の問題だ。
あれが追い付いてきたら、確実にここにいるプレイヤーは全滅する。リスポン地点更新をしていないため、下手をすれば最初からやり直し。……この地獄の中をもう一度突っ切るのは、勘弁願いたい。
「もう後先考えるな! このまま街まで突っ切るぞ!!」
「うおおおぉお! もうヤケクソじゃああ!!」
「ほんと、初日から退屈しませんねェ!」
「ほら下山組ぃ! このまま走るから置いてかれんなよ!」
「うわわ!! マズいマズい急げ急げ!!」
「今日はマラソンの日かぁ」
プレイヤー達を纏めて、いざ最初の街へ。場面は既にクライマックス。後は目の前に立ちふさがるスケルトン達を切り抜け、街まで辿り着くだけである。燃えて柔らかくなったスケルトン達を磨り潰しながら、とにかく前進していく。スタミナが切れそうになれば即座にスイッチ。他プレイヤーに任せてスタミナを温存。不安定な体勢で振り悪く、ダメージが思った以上に入らずとも何だかんだで隣のプレイヤーがフォローしてくれる。互いに無言のサムズアップ。時間が惜しい今、とにかく相手に意思が伝わればそれでいい。
「あ゛!? 横からなんか別動隊が来たぞ!!」
「うへぇ、おかわりはもう勘弁!!」
「反対側からも何か来てるぞ!?」
「無駄に戦うな!! 取り敢えず走れ!!」
「うひぃ!! もうスタミナ消費やばいんだけど!!」
「武器はしまっとけ! もう戦ってる余裕はないぞ!!」
「ああああああああああああああ」
クライマックスに追加要素は必要だろう。だがしかしこちらのやることは変わらない。大勢を引き連れて最初の街に突っ込むだけである。最初の街が持ち堪えられるかどうかは後回しだ。
「おい見ろ! 外壁だ! そろそろ街に着くぞ!」
プレイヤーの一人がそう叫ぶ。確かに木々を抜けた先、石造りの人工物が視界に映っている。あれが最初の街。随分と長い道のりだったが、ようやくの到着である。
「最後まで気を抜くな! 走り抜け!!」
「ぅおおおおおおおお!! 走れ走れぇ!!!」
ラストスパート。一連の地獄の終わりを締め括るべく、各々が自分に喝を入れる。走る傍らに降りかかる爆弾や投石、矢。外壁の上から先行組プレイヤーと街の兵士たちが援護をしてくれている。門の前にも、先行組と思しきプレイヤー達が待ち構えている。こちらは逃げるのに手いっぱいなので、後は彼らに任せるとしよう。
「……なぁにあれぇ?」
……そんな不安になる台詞は、聞こえなかった。
聞こえなかったら、聞こえなかった。
【イベントは】第一次ニヒレ防衛戦スレ【突然に】
1.名無しの使徒
ここは1stボス討伐後に発生した防衛戦を実況しながら楽しむスレです。
《状況確認》
・1stボス“楽園の要石 イルドヴァース”討伐済み
・要石の破壊により、封印が解除。それに伴い、周辺モブ敵が強化
・後発組プレイヤーに釣られてやってきた敵の一団を排除せよ←今ココ
>>980 次スレ頼む
2名無しの使徒
スレ立て乙
3名無しの使徒
サンクス
4名無しの使徒
攻略スレと分けてくれたのはありがたいわ
5名無しの使徒
んで、どうよ。これやれそう?
6名無しの使徒
>5とりま、街の兵士と協力しながら遠距離武器餅は外壁の上から矢とか魔法で攻撃してる
7名無しの使徒
あの投石器いいなぁ。なんかああいう一昔前の武器って憧れる
8名無しの使徒
>7それはわかる。だが今はあの骨助どもをぶち殺すのが先だ。
9名無しの使徒
集合体恐怖症のワイ。ビビッて街に引き籠る。
10名無しの使徒
まぁ、この数は普通の人でも気持ち悪いからなぁ……
11名無しの使徒
視界の10割が敵っておかしいよな。地面が全く見えねぇじゃん。
12名無しの使徒
範囲攻撃ほすぃぃい
13名無しの使徒
後発組は魔法で森を焼き払ってたけどな
14名無しの使徒
後は人間ビリヤードで大岩を弾いて轢き殺したり、ね
こっからでも惨状は見えてるよ。けど、どう考えても最初の街の手前でやることじゃない……
15名無しの使徒
すげぇよな。少し前までは雄大な山の景色が見えてたってのに
今じゃ燃え盛る炎と煙で何も見えやしねぇ
16名無しの使徒
人の業って恐ろしいよな
17名無しの使徒
現実逃避してる暇があったらニクス兄貴たち援護してやれよォ!!
今も門の前で後発組の殿やってるんだぞ!あの数を相手に!
18名無しの使徒
やってるやってる。だけど数が多すぎて間引いてもすぐに補充されるんよ
19名無しの使徒
これギミック系かぁ? いやでも序盤も序盤でそんなことわかるはずないし……
20名無しの使徒
となると、タイムアップ系?
21名無しの使徒
最終兵器が出てくるまで粘れ、って感じか
22Dr.ラディッシュ
そぉれ、新製品のお披露目だ!!
23名無しの使徒
>22あ! 錬金術マニアのドクターじゃないか!?
24名無しの使徒
ついにできたのか火炎瓶!?
25 Dr.ラディッシュ
1個だけだけどな!
26名無しの使徒
ハイ解散
27名無しの使徒
お疲れさまでした
28名無しの使徒
だから蕪ばかり食べるなとあれほど……
29 Dr.ラディッシュ
辛辣ゥ!
っていうか>28!蕪は関係ないだろ!!
30名無しの使徒
なぁ、ドクター。時間がないから単刀直入に聞くが、1個しか作れなかった理由は何だ?
31 Dr.ラディッシュ
>30単純に実験に失敗しすぎて素材が底を尽いた
32名無しの使徒
>31なら素材があれば問題はないんだな?
33 Dr.ラディッシュ
>32え、うん。素材さえあればまぁ何とかなるかな……?
34名無しの使徒
言質はとったぜ!!
聞いたな野郎ども!! ありったけの素材をドクターの下に運べ!
持ってった傍から作ってくれるぞ!!
35名無しの使徒
よし来た!
36名無しの使徒
素材回収班と火炎瓶分配班を編成するぞ!!
最高効率で回せ!!
37 Dr.ラディッシュ
あれ、まさかこれ馬車馬の如く働かされるのでは……?
38名無しの使徒
>37構わん。やれ
39 Dr.ラディッシュ
ああああ!! 素材山積みの荷車がこっちに突撃してくるぅぅぅぅ
40名無しの使徒
よし、火炎瓶は手に入ったから順次配っていくな!
41名無しの使徒
戦いの喧騒の中に絶えずドクターの悲鳴が聞こえてるのジワるんだけど
42名無しの使徒
気にするな。戦闘BGMの一部だと思え
43名無しの使徒
草
44名無しの使徒
あああああああ!! ニクス兄貴たちがやられた!?
45名無しの使徒
……マズくね?
46名無しの使徒
あの数相手にこれだけ持ち堪えただけでもすげぇよ
……んで、どうやって耐えるよ?
47名無しの使徒
んん? なんか一部の兵士がざわついてるな
48名無しの使徒
なんか教会の精鋭部隊が到着したっぽい!
49名無しの使徒
ほぉーん。つまり防衛成功だな?
50名無しの使徒
ようやくかぁ
51名無しの使徒
お疲れさん
52名無しの使徒
終わったああああああああ
53名無しの使徒
ちなみにその精鋭部隊ってどんな恰好、を……?
54名無しの使徒
え、ちょ
55名無しの使徒
何あの物騒な装備!?
56名無しの使徒
あれが教会精鋭部隊の恰好とか草生えるんだが