表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

他にも

作者: MANA
掲載日:2019/05/25

前回の続き。


沼で魚などが死んで水に浮いた事件は、


他に2か所で発生していた。


別の国々で。


どちらも発展途上国で、報道には「検閲」が。


A国の沼。


首都から遠く離れた、辺境の村にある沼で異変が発生。


住民はすべて最貧困層に属し、


スマホどころか固定電話もない。


村の長老から頼まれた若い男が「牛車」で警察署がある町へ。


片道数時間。


事情を話しても、なかなか聞いてもらえず、


「そのうち見に行く。パトカーにガソリンが入っているときに」


もう1つの国でも同様。


警察が現場に行ったのは、


事件から1週間以上経過してからで、


沼からは、死んだ魚などが腐敗した強烈な悪臭が。


警察は現場の写真を撮って、


「誰かが古い農薬か何かを捨てたんだろう。


雨が降れば元通りになるかもしれない」


サンプルとして採取されたのは、


沼の水と、腐った魚の一部だけ。


若い警官は上司に、


「どうします?前の宗主国に連絡して分析をお願いしますか?」


「わざわざそんなことしたって、誰かからワイロがもらえるわけじゃないだろう。


おまえにまかせるから、好きにしろ」


2つの国で、この事件はまったく報道されず。


警察の内部でもごく一部の人しか知らず、


重要な事件と認識した人はいなかった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ