「ネタ」
話のネタを仕込んでおくと、とりあえずはどんな人とも喋れる。笑えるネタなら更に円滑円満に、含蓄ある話のネタなら唸らせることもできる。
ネタ合わせ、なんて言葉もよく耳にすることもあるけれど、これは複数人で持ち寄った話のネタの擦り合わせ。だからネタ合わせってこれはまぁダジャレみたくなったりして。
他にパッと思いつくのはお寿司。職人が程よく握った酢飯の上に乗せる魚の刺身を我ら日本人は同じくネタって呼んだりしてます。
この「ネタ」って言葉。普段の生活や職場、なんならラジオやらテレビからも聞く機会が多い割に語源ってなるとちょっと首を傾げたりしません?
要は話の元になる事柄であるってことは分かるんだけども、詳しくは知らないし、教えても貰ったことがない。
ちょっと気になったりしませんか、なんて勿体ぶって関心を煽っておきながらしかして肝心の話は単純明快。
「種」から来てるんです。
萌芽して育ち、実りをつけて次へのバトンを生み出す、あの種です。
生命のサイクルの出発地点である種は、時として事柄の中心であるもの、主たる要因となるものを指して使われることもあります。
そこから事前に準備して後々に花を咲かせる、自身の利益とする行為を種を仕込んでおくと言い、転じてネタを仕込んでおくなんて言うようになったって話。
種から転じてネタ。ちょっと古臭い言い方をすると業界用語!っなんて言ったりするんでしょうか。
なんてツラツラ書いてみたところでネタばらし。
ここまで全部さっき風呂に入った時に思いついた戯言でございます。
ここまでお付き合いして頂いた方々には申し訳ありませんが、ここはひとつ話のネタが増えたと思って勘弁して貰えませんか?