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新しい名前

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 目の前は、空の上だった。

「落ちるぅ。」

 少年は、落ちていることに気がつく。

「よっ」

 目の前にいきなり、おじさんが現れた。

「だれ、今それどころじゃない。」

「『ウィング』」

 おじさんが、魔法を唱えると足元に、魔法陣が、現れた。

「ねぇ、おじさんまだ落下してるよ。」

「あれ、おかしいな、もう一度『ウィング』『ウィング』」

 だが、魔法陣が重なるだけだ。

 落ちる、寸前でおじさんが別の魔法を使う。

「『スロウ』」

 魔法を唱えた瞬間ゆっくり落ち始めた

「とりあえず俺の家に来い」


 それから、おじさんが住んでるという一軒家へ、行った

「俺の名は、黒崎 涼、お前、名前は、」

「俺、記憶なくしたから、」

 記憶をなくしたことを打ち明けると

「じゃあ、お前は、今日から、龍斗だ。黒崎龍斗だ。」

「なんで、俺なんかに、名前くれたの?」

「名前ないと不便だろ。」

 少し笑いながら黒崎涼は、言った。

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