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聖龍戦隊リュウケンジャー  作者: 紫龍院 飛鳥


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第三話 謎の刺客!邪龍騎士 龍牙あらわる!

ある日の日曜日、街にショッピングに来ている辰美、正子、晴美の女性陣三人組

最近新しくできたショッピングモールにやって来ている。

「あー見て見て!この服めちゃめちゃかわいい~!」

「ホントだ!しかもこれってこないだ雑誌で紹介されてたイチオシコーデですよ!」

と、辰美と晴美が楽しそうにはしゃいでいる中、正子は一人冷めた様子で

「…なぁそろそろえぇ加減他んとこ行こうやー、いつまで服見てたら気が済むねん」

「え~、もう少しいいじゃん?ねぇ辰美ちゃん」

「そうですよ、せっかくだから正子さんもちょっと見てみればいいのに」

「悪いんやけど、ウチファッションとかそういうん興味あらへんし、大体そんなんウチが着ても大してかわいないし…」

そういう正子の服装は上下男物で、女性らしさの欠片もない服装をしている

「そんなことないよ~、正子ちゃん結構かわいい顔してるから似合うと思うけどなぁ~」

「それに私達よりも背高くてスタイルも良さそうですし、モデルさんみたいですよ」

「もうえぇって!とにかくウチはそのへん適当に回ってるから、後は二人で勝手にしいや!」

そのまま行ってしまった正子

「…なぁんだ素っ気ないなぁ~、ねぇ辰美ちゃん?」

「せっかく素材はいいのにもったいないですね」

と、その時晴美のケータイの音が鳴った

「もしも~し?」

電話に出る晴美、電話の相手は博士からだった

『あぁもしもし?私だ、実は例の新兵器が完成したんでな、今から見に来てくれるか?』

「えぇ~、せっかくの休みの日にショッピングに来たのに~…分かりました、今行きます」

電話を切る

「もうホント博士ってば空気読めない!」

「まぁまぁ、とにかく早く行きましょう!」

「…はぁい」

少々むくれながら研究所に向かう晴美。


研究所に着くと一足早く他のメンバーが揃っていた

「ようやく揃ったね、ではお見せしよう…これが君達の新兵器だ!」

博士が机にかかっていた白い布をめくるとそこには新しい武器がズラリと並んでいた

「おぉ!スゲー!」

「一つ一つ武器の種類が違うけど、それぞれ専用の武器ってことか」

見ると並んでいる武器は剣や銃など様々である

「よく気がついたな、その通りこの新兵器は君達の個々の個性や能力に合わせて作った一人一人専用の武器だ、例えばまずこれだ!」

と言って博士は刀の形状の武器を手に取る

「これは一矢君専用武器の『ドラゴンブレード』、私の見たところ君はこの中でも最も剣の筋が良い!きっとこれも使いこなせることだろう」

と、一矢にドラゴンブレードを渡す

「はい、必ず使いこなして見せます!」

「続いてこれは潤平君専用の武器『ドラゴンナックル』じゃ、こいつを使えば今までの倍の力でパンチが打てるぞ」

「へへ…コイツぁ俺にピッタリだぜ…」

「続いてこれは正子君専用の武器『ドラゴンマグナム』じゃ、2丁の拳銃から強力なレーザーが出るようになっている」

「レーザー銃か…中々おもろいやんけ」

「続いてこれは大樹君専用の武器『ドラゴンハンマー』じゃ、かなり重くて扱いにくいと思うがまぁ君の怪力だったら大丈夫じゃろう」

「おぉ、こりゃかなり強そうだっぺ!」

「最後にこれは晴美君専用の武器『ドラゴンバトン』じゃ、これを使って打撃攻撃を与えたりブーメランのように投げつけたりと様々な使い方があるから色々試してみるといい」

「おぉ!カッコいい~!」

それぞれ武器を手に取ってみる五人

「ねぇせっかくだからさぁ、新しい武器使ってみんなで練習しない?」

そう問いかける一矢にみんなは

「そうやな、今のうちに慣らしておいた方が後々扱いやすいかもしれへんからな」

「俺も賛成だ、いざという時に使えなくては意味がないからな、今のうちに使い方を確認しておきたい」

一矢の誘いに賛同する潤平と正子

「で?お前らはどうすんの?」

「オ、オラも一緒に練習するっぺ!」

「私も行くよ!とにかく練習あるのみでしょ!」

と、五人揃って裏山へ練習に行こうとしたその時だった

辰美の龍水晶が妖しく光り出したのだった。

「!!、この気配、邪龍一族よ!」

「よっしゃなら丁度いい!ぶっつけ本番で試してみますか!みんな行こう!」

「おう!」

現場へと急行する五人


五人が現場へ駆けつけると鉄仮面をかぶった謎の男が待ち構えていた。

「ん?コイツ、なんか今までの敵となんか違うような…」

男が放つ異様なオーラからただ者ではない感じを感じとった一矢

「…待っていたぞ、お前達」

鉄仮面の男が口を開く

「オイ!テメェ一体何者だ!邪龍一族の幹部の奴か!?」

「…我が名は『邪龍騎士 龍牙』獄龍斎様の忠実なる下僕しもべなり…我が主の命により、貴様らを抹殺する!」

「そっちがその気なら受けて立つ!みんな変身だ!」

「おう!」


『ドラゴン・チェンジ!!』


「業火の龍賢者!ドラゴンレッド!」

「流水の龍賢者!ドラゴンブルー!」

「雷鳴の龍賢者!ドラゴンイエロー!」

「大地の龍賢者!ドラゴンブラック!」

「疾風の龍賢者!ドラゴンホワイト!」

「聖龍戦隊!リュウケンジャー!!」


「…来い!」

静かに刀を抜く龍牙

「篤とみよ、龍の力!」

聖龍ソードを出して迎え撃つリュウケンジャー

だが龍牙の圧倒的な剣捌きの前に圧倒される

「どうした?その程度のはずはないだろう?立て!」

「くそ…『ドラゴンブレード』!」

ブレスからドラゴンブレードが転送される

レッドに続けて武器を転送する四人

「うぉぉぉぉ!!」

龍牙に果敢に斬りかかっていくレッド、だがしかし攻撃はすべて届かず受け止められてしまう

「背中ががら空きだぜ!」

と、そこへブルーが龍牙の後ろに素早く回り込む

「くらえ!『ドラゴンナックル』!」

渾身の右ストレートを放つ、しかし龍牙は右手は刀を持ってレッドの攻撃を防いだままブルーのパンチは見もせずに左手を後ろに回して防いだ

「チィ!」

そのままブルーの手を掴み、ひねってブルーを地面に叩きつけ、レッドを足で蹴り飛ばした。

「うわっ!」

「ぐはっ!」

「一矢さん!潤平さん!くそぉ、これでもくらうべ!『ドラゴンハンマー』!!」

ハンマーを振りかぶり龍牙めがけて勢いよく降り下ろす

「!?」

咄嗟に両手で刀を持ちハンマーを受け止める龍牙

「い、今だべ!」

「よっしゃ任せとき!『ドラゴンマグナム』!!」

銃を構えレーザーを放つイエロー、見事レーザーは龍牙に命中した

「くっ…」

不意を突かれ怯む龍牙、その隙をついて今度はホワイトが龍牙の後ろをつく

「隙アリっ!『ドラゴンバトン』!!」

バトンで龍牙を殴打する

「ぐっ…!」

態勢を崩し思わず膝をつく龍牙

「効いたか!?」

「…クックックッ、ハッハッハッ!」

何事もなかったかのように立ち上がり笑う龍牙

「コイツ…あれだけくらっておいて笑ってやがる…」

「なんてタフなんだ…」

「無駄だ無駄だ!貴様らの攻撃はオレには通用しない!オレの身体は獄龍斎様の手により強化されている、貴様らの攻撃なんぞ痛くもかゆくもないわ!」

「くっ…こうなったら…はぁぁぁぁ!!」

と、ありったけの気を刀に集中するレッド

「くらえ!『ドラゴン・バーニングスラッシュ』!!」

凄まじい気を纏った斬撃を放つ

「…フン、これしき!」

と、龍牙はレッドの放った斬撃を刀で受け止め真っ二つに斬り裂いた

「…ぬるい、ぬるすぎるぞ!もっとオレを楽しませてくれ!」

「くっ!」

もはや成す術もなく絶体絶命の状況のリュウケンジャー

しかし、次の瞬間

「ぐっ!?ぐぁぁぁ!!」

突然龍牙が頭を押さえて苦しそうに悶え始めたのだ

「な、なんだ?」

「何があったんや!?」

「分からない、一体どうなってるんだ?」

ジリジリと身構える一同、龍牙は荒く息をしながらヨロヨロと立ち上がり

「ハァハァ…クックックッ、運がよかったな貴様ら…今日のところはこれぐらいにしてやる…あばよ!」

と、言って消える龍牙

「あっオイ!…何だったんだ一体?」


基地に戻ってきたリュウケンジャー、博士や辰美を交えて作戦を練る

「あの野郎…次会ったら絶対ぜってぇただじゃおかねぇ!」

拳を突き合わせ怒りに奮える潤平

「しかし、あないに強い幹部がいるやなんて…あのまま戦ってたらウチらやられてたかもしれへんな」

「ホ、ホントだべ!途中で逃げてくれて一先ず助かったべ」

「でもさ、もしかしたらまた現れたりなんかしないよね!?」

「そうね…また近いうちに現れるかもしれないわね」

「私の作った武器も通用しないとなると少し厄介だな…少し強度を上げてみる必要があるな」

頭を悩ます一同

と、そんな中でも一矢は

「あのさみんな!逆に考えてみようよ!確かに龍牙は恐ろしく強い、だったらそれならオレ達が龍牙を倒せるぐらい強くなればいい!そうだろ?」

ポジティブに考えをひねってみんなを励ます一矢

「簡単に言ってくれるぜ…」

「ほんまや、アンタどこまでポジティブやねん…」

「大丈夫!オレ達全員で力を合わせれば必ず勝てる!」

自信満々の一矢、それに賛同した辰美は

「一矢さんの言う通りです、これからどんどん強い敵も現れることでしょう、ですが私は皆さんなら必ず乗り越えられると信じています!」

辰美の言葉に胸を打たれ、言葉を失う一同

と、その時潤平は無言のまますっと立ち上がり

「…ちょっと表走ってくる」

そう言い残して研究所を後にする潤平

その出ていく後ろ姿をただ黙って見つめる一同


一方その頃、邪龍一族のアジトでは

「オイ!親父ぃ!龍牙の野郎は帰ってきたかぁ!?」

獄龍斎に龍牙のことを訪ねる爆龍

「あぁ丁度帰ってきたところだ、今は少し奥で休んでおる」

「へっ、にしてもだらしのねぇ野郎だぜ!あんな人間共ごときに手こずりやがって!オレ様だったらあんな奴らギッタギタにしてやんのによぉ!あーあ!おもいっきり暴れてぇなぁ!!」

「兄上、少し落ち着いて下さい」

爆龍をなだめる龍明

「あぁん?なんだ龍明、てめえこのオレ様に意見しようってのか!?調子乗んなゴラァ!」

「そうよ爆龍兄様、今回はアタシの番なんだから引っ込んでてよね!」

二人の間に割って入る龍々(ロンロン)

「なんだと?」

「それに今日の為にスゴい子用意したんだから!おいでおいで!」

龍々に呼ばれて登場する一匹のモノノケ

「紹介するね!アタシの可愛い『邪龍パンダちゃん』で~す!」

「ホァチョォォォ!!」

ヌンチャクを振り回し声を挙げる邪龍パンダ

「な!?てめえいつの間に!?」

「これはこれは、みごとなモノノケですねぇ」

「でしょでしょ?しかもこの子はただのモノノケじゃないんだよ~、アタシの強化手術を施して戦闘力を何倍にも増幅させたの!」

「なるほど、流石は我が邪龍一族が誇る天才技師…強化手術させれば右に出る者はいませんね…」

「クックックッ、では龍々…今回はお前に任せよう存分にやると良い!」

「はいは~い!よぉしパンダちゃん!人間達を恐怖のどん底に突き落としちゃえ~!」

「任せるアル!」


一方その頃、一人研究所を出た潤平は一人黙々とロードワークをしていた。

(…あの野郎を打ち負かすにはまだまだ強くならねぇといけねぇ…次こそは、必ず!)

自分にきつく言い聞かせながらロードワークに励む潤平

するとその時、近くの方で突然悲鳴が聞こえた

「!?、出やがったな!」

悲鳴の聞こえた方へ急ぐ潤平

現場に到着すると邪龍パンダがヌンチャクを振り回して暴れ回っており、建物や車などを無差別に破壊している。

「やめろ!」

「あいやー!やっと来たアルかリュウケンジャー!おや?一人しかいないアルナ?」

「テメーみてぇな雑魚一匹、オレ一人で十分だぜ!いくぜ!『ドラゴン・チェンジ』!!」

変身するや否や邪龍パンダに挑みかかるブルー

「出でよ!邪龍兵!」

沢山の邪龍兵達がブルーに襲いかかる

「『ドラゴンナックル』!!」

ドラゴンナックルを装着し片っ端から邪龍兵達を倒していく

「はぁっ!やぁっ!たぁっ!」

「ジャリュー!」

次々と邪龍兵達を圧倒するブルー

そしてしばらくして残りの四人も合流してきた

「潤平!」

「やっと来たか、遅いぞ!」

「文句なら後で聞いたる!とにかく今は早くそいつ倒すんや!いくで!」

「『ドラゴン・チェンジ』!!」

変身して加勢する四人、そしてあっという間に邪龍兵を全員片付けた。

「後はお前だけだ!」

「あいやー!こうなったら私も本気を出していくアルヨー!ホァチョォォォォ!!」

ヌンチャクを振り回しリュウケンジャーに襲いかかる邪龍パンダ

「ぬぐっ!?ぐぁっ!!」

五人で必死に応戦するも華麗なヌンチャク捌きの前に手も足も出ない

たがそんな中、ブルー一人だけが倒れずに立っていた

「…ハァ、ハァ」

「あいやー!コリャびっくりだヨ!私の攻撃をくらって立ち上がるなんて!」

「へっへっへっ…わりぃなパンダ野郎、オレぁこう見えて打たれ強さには定評があってな、テメーの攻撃なんぞ屁でもねぇんだよ」

「そ、そんなバカナ!?」

「今度はこっちからいくぜ!」

ボクシングの構えをとってフットワークを刻むブルー

「はぁっ!!」

いきなり懐に入り込み猛烈なパンチの応酬を浴びせるブルー、その激しさにたまらずたじろぐ邪龍パンダ

「オラオラぁ!まだまだいくぜ!」

休む間もなくラッシュを叩き込むブルー

「これで、最後だ!」

強烈なアッパーカットが邪龍パンダの顎を捕らえ勢いよくぶっ飛ぶ

「あいやー!」

「今だ!キメるぜみんな!」

「あ、うん!」

五人で気を集中する

「いくぜ!『ドラゴン・フィニッシュ』!!」

五つの斬撃が邪龍パンダの体を貫き、そのまま大爆発した。

「よっしゃぁ!」

邪龍パンダを倒し喜び合う一同、その様子をアジトのモニターから見ている邪龍三兄弟

「ハッ!案外あっさりとやられちまったな!」

「まぁ、あなたのことですから当然他の策は練ってあるんでしょうね?」

「当然でしょ?こうなることも想定内!ちゃんとあの子の体内にお父様の妖気カプセル仕込んでおいたから!えいっ!」

謎のスイッチを押す龍々、すると邪龍パンダの体内に仕込んであったカプセルが割れて体の中で妖気が満たされていく、すると急に起き上がり体がどんどん大きくなっていった。

「あいやー!!」

「くそ!やっぱり巨大化したか」

「よしみんな、合体だ!」

「『聖龍召喚』!」

実体化し現れた龍の化身

「『聖龍合体』!!」

五体の龍達が一つとなり大いなる龍の巨人が誕生した

「完成!『ダイリュウジン』!」

巨大邪龍パンダと対峙するダイリュウジン

「いくアルヨー!『ヌンチャクブーメラン』!」

勢いよくヌンチャクをぶん投げる邪龍パンダ

「なんの!『アクア・キャノン』!」

右腕の水龍の口から放水してヌンチャクを撃ち落とす

「隙あり!」

その隙をついてダイリュウジンと距離を詰め接近戦を仕掛ける

「くらえ!」

ダイリュウジンに思い切り掌底をくらわせる

「やったな!お返しや!」

左ストレートで反撃、モロにくらう邪龍パンダ

「一気にキメよう!必殺『ドラゴネス・インパクト』!!」

巨大な気を纏ったビームは邪龍パンダに見事に命中した

「ぐふっ…獄龍斎様…龍々様…申し訳ありませんでしたアルー!」

捨てゼリフと共に爆発する邪龍パンダ

「いやーん!私の可愛いパンダちゃんがー!」

邪龍パンダのやられる様を見て悔しがる龍々

「ダァーハッハッハッ!自信作が聞いてあきれるぜ!あっさり倒されやがって!」

「もう!爆龍兄様ヒドイ!」

「情けねぇ、次はオレ様が手本を見せてやるよ!なぁいいだろ親父ぃ!?」

「フン、好きにしろ…」

「ありがてぇ!早速品定めとでもいくかハーハッハッハッ!」

「…リュウケンジャーめ、必ずや捻り潰してくれる…フッフッフッ…」

不気味な笑みを浮かべる獄龍斎


一方研究所に戻ったリュウケンジャー達

「58!59!60!…オレは、まだまだ強くなる!61!62…」

一心不乱に腕立て伏せする潤平、その横で腹筋をしている大樹

「38…39…ぐぅ…もう限界だべ」

「情けないなぁ…まだ50もいってへんで!気張りや!」

「ふ、ふひぃ~…」

歯を食いしばって正子のしごきに耐える大樹

その一方で一矢は机に向かって画用紙に何かを描いていた

「一矢君!何描いてんの?」

興味津々に画用紙を覗き込む晴美

「ん?あぁ…ちょっとね」

一矢が描いていたのは鉄仮面の男もとい龍牙の絵だった

「うわぁ流石美大生、すごい上手…でもなんであの龍牙ってやつの絵なんか…」

「さぁ…奴は一体何者なんだろうって考えてて気がついたら描いてた」

「どういうこと?」

「いや、自分でもよく分からないけどあいつと戦った時なんか他の幹部と違う違和感みたいなのを感じたんだけど…何なんだだろう?」

描いた絵を見つめながら首を捻る一矢


一方その頃、邪龍一族のアジト

うずくまって悶え苦しむ龍牙、そこへ獄龍斎が龍牙の体に触れて

「おやおやかわいそうに…安心しろすぐに楽にしてやろう…フンっ!」

と、龍牙の体に妖気を注入する

すると龍牙はより一層苦しそうな叫び声を挙げて倒れこんだ

「まさかこうも早く術が切れかかるとはな…まぁいい、まだまだこいつは使えそうだ…フッフッフッ、ハーハッハッハッ!」

獄龍斎の高笑いが辺りに不気味にこだまする


つづく


次回、第四話『煌めけ!アイドル一番星!』


お楽しみに!

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